【ロンドン時事】16日のロンドン株式市場の株価は、スペインの追加支援要請観測を背景に続伸、FT100種平均株価指数は前日終値比64.93ポイント高の5870.54で引けた。
朝方ドイツの欧州経済調査研究所(ZEW)が発表した景気期待指数が2カ月連続の上昇を記録。
また本格化した米国企業の7~9月期決算で、市場予測を上回る好業績の発表が相次いでいることも好感し、当市場も序盤から買われた。
またスペイン情勢をめぐり、同国政府が欧州中央銀行(ECB)の国債購入に向けた支援を近く要請するとの観測も拡大。
銀行株が上げ幅を広げ、全体を押し上げた。
ETXキャピタルの株式市場アナリスト、イシャク・シディキ氏は、「週末の欧州連合(EU)首脳会議でスペインによる支援要請の詳細が示されるだろう」とし、強気な見方を示した。
個別銘柄では、銀行大手のバークレイズが9.25ペンス高の246.10ペンスと急伸。
石油大手のBPも5.80ペンス高の435.35ペンスと買われた。
半面、スーパーのテスコは2.10ペンス安の307.90ペンスと下落した。
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