2012年10月17日水曜日
NY株、大幅続伸〔米株式〕(16日午前)
【ニューヨーク時事】16日午前の米株式市場は、主要企業の好決算などをはやし、大幅続伸して始まった。
午前10時25分現在は、優良株で構成するダウ工業株30種平均が前日終値比100.21ドル高の1万3524.44ドル、ハイテク株中心のナスダック総合指数が15.69ポイント高の3079.87。
今年7~9月期の決算発表シーズンが本格化する中、この日はゴールドマン・サックスのほか、コカ・コーラ、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)などが市場予測を上回る業績を報告。
海外では、スペインが欧州中央銀行(ECB)に対する支援要請に向けた行程を策定中と報じられたことも追い風となり、リスク投資意欲が回復している。
一方、米指標面では、早朝発表された9月の消費者物価指数(CPI)が前月比0.6%上昇。
ガソリンの値上がりを背景に前月に続いて大幅な伸びを記録したが、変動の大きいエネルギーと食料品を除いたコア指数は0.1%の上昇にとどまり、相場への影響は限られた。
ただ、同月の鉱工業生産指数は0.4%上昇し、前月からプラス転換。
また、10月の住宅建設業者信頼感指数も2006年以来の最高に達した。
個別銘柄を見ると、パンディット最高経営責任者(CEO)の即日退任を発表したシティグループが上伸。
低所得者向け高金利型(サブプライム)住宅ローン絡みで巨額の損失を計上後、経営が安定したとして、欧州・中東・アフリカ部門トップを後継に起用する人事を決めた。
黒字決算への転換と四半期配当金の引き上げを発表したゴールドマンもしっかり。
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