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2012年10月18日木曜日

欧州市場サマリー(17日)


1546GMT 16日終盤

ユーロ/ドル<EUR=> 1.3134 1.3052

ドル/円<JPY=> 78.730 78.860

ユーロ/円<EURJPY=> 103.40 102.97

<p />17日終値 前営業日終値

株 FT100 5910.91(+40.37) 5870.54

クセトラDAX 7394.55(+18.28) 7376.27

<p />金 現物午後値決め 1749.00 1746.50

(カッコ内は先物が欧州市場の前営業日終値比、現物が前営業日終盤)

先物

3カ月物ユーロ(12月限) 99.79 (+0.00) <FEIZ2>

独連邦債2年物(12月限) 110.57 (‐0.05) <FGBSZ2><0#FGBS:>

独連邦債5年物(12月限) 124.96 (‐0.43) <FGBMZ2><0#FGBM:>

独連邦債10年物(12月限) 139.68 (‐1.09) <FGBLZ2><0#FGBL:>

独連邦債30年物(12月限) 128.52 (‐1.98) <FGBXZ2><0#FGBX:>

<p />現物利回り

独連邦債2年物 0.104 (0.082) <DE2YT=TWEB><0#DE2YT=TWEB>

独連邦債5年物 0.650 (0.564) <DE5YT=TWEB><0#DE5YT=TWEB>

独連邦債10年物 1.641 (1.540) <DE10YT=TWEB><0#DE10YT=TWEB>

独連邦債30年物 2.491 (2.390) <DE30YT=TWEB><0#DE30YT=TWEB>

<為替> ユーロがドルと円に対して1カ月ぶり高値をつけた。

スペインが来月、財政支援を要請するとの観測が強まったほか、ムーディーズ・インベスターズ・サービスが、スペインの政府債格付けを「Baa3」で据え置いたことを好感した。

ユーロ/ドルは一時、9月中旬以来の高値となる1ユーロ=1.3139ドルをつけた。

<株式> ロンドン株式市場は続伸。

中国第3・四半期国内総生産(GDP)の発表を18日に控えて、リスクに敏感な商品株が買われ相場を押し上げた。

FT100種総合株価指数<.FTSE>の終値が5900を上回ったのは9月14日以来。

中国のGDP発表で、商品需要に弾みがつくとの期待から、鉱山株<.FTNMX1770>やエネルギー株 <.FTNMX0530> が上昇した。

英豪資源大手BHPビリトン<BHP.AX><BLT.L>は3.3%高。

中国の経済見通しが不透明な中でも、鉄鉱石増産を打ち出したことを好感した。

石油メジャーのBP<BP.L>は2.9%高と上げが目立った。

ロシアの石油合弁会社TNK─BP<TNBP.MM>の今後に関するニュースに期待が膨らんだ。

サクデン・ファイナンシャル・プライベート・クライアンツのトレーダー、マイク・メーソン氏は、FT100種指数が約1カ月ぶりに5900を上回って引けたことについて「5900は主要なテクニカル水準ではないが、投資家にとって心理的に重要だ。


この水準を突破したことで、心理改善に重要となる可能性がある」と分析した。

欧州株式市場は続伸し、主要株価指数は3週間ぶりの高値を付けた。

格付け機関のムーディーズが前日、スペインの格付けを「Baa3」に据え置き、投機的(ジャンク)等級に引き下げなかったことが好感され、銀行株を中心に買いが入った。

FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は3週間ぶり高値をつけ、5.48ポイント(0.49%)高の1118.62で取引を終えた。

ただ、1年ぶり高値を付けた9月中旬以降続いている上下35ポイント以内の狭いレンジでの取引から、この日も抜け出すことはできなかった。

DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>終値は21.93ポイント(0.86%)高の2569.83。

ムーディーズは、スペインがいずれは支援要請に踏み切り、それを受け欧州中央銀行(ECB)がスペイン国債の買い入れを開始するとの見通しに基づき、同国の格付けを維持。

ショレ・デュポンの首席ストラテジスト、ビンセント・グエンツィ氏は、スペインに対する支援はいつかは実施されるとの見方を示し、このため、欧州の株式に対するポジションを引き上げる必要があると述べた。


アッシュバートンの欧州株式ファンドマネジャー、リチャード・ロビンソン氏は、ユーロ圏が抱える問題が改善しつつあるとの見通しから、スペインのバンキンテル<BKT.MC>、およびイタリアのインテサ・サンパオロ<ISP.MI>を自身のポートフォリオに加えたことを明らかにしている。


この日に米商務省が発表した9月の住宅着工件数が予想を上回り、2008年7月以来の高水準となったことも、欧州株式相場の上昇要因となった。

仏食品大手ダノン<DANO.PA>は3%安。

スペインやイタリアで主力の乳製品事業が不振となったことで、第3・四半期の売上高が10%以上減少したことが嫌気された。

<ユーロ圏債券> 格付け機関のムーディーズが前日、スペインの格付けを「Baa3」に据え置いたことを受け、同国の国債利回りが4月初旬以来の水準に低下した。

スペイン10年債利回りは5.50%と、前日から32ベーシスポイント(bp)低下。

独10年債との利回り格差は約6カ月ぶりに400bpを下回る水準に縮小した。

ムーディーズがスペインの格付けを据え置いたことで、スペインの格付けが投機的(ジャンク)等級に引き下げられるとの懸念が緩和。

見通しは「ネガティブ」とされているものの、格付けが確認されたことで、18日に行われる10年債を含む最大45億ユーロのスペイン国債入札は堅調な需要を集めると見られている。

クレディ・アグリコルの債券戦略部門責任者、デビッド・キーブル氏は、「18日の入札はリトマス試験のようなものになるが、大きな問題にはならないと見ている」と述べた。

スペイン国債利回りの低下に歩調を合わせ、イタリア国債利回りも低下。

イタリア10年債利回りは4.771%と、3月以来の低水準となった。

独連邦債先物は約1ポイント安の139.75で清算した。

同先物が140を下回るのは3週間ぶりとなる。

現物市場では独10年債利回りが1.637%と、9bp上昇した。

[東京 18日 ロイター]

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