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2012年10月19日金曜日

欧州市場サマリー(18日)


1249GMT 17日終盤

ユーロ/ドル<EUR=> 1.3100 1.3117

ドル/円<JPY=> 79.250 78.920

ユーロ/円<EURJPY=> 103.83 103.53

<p />18日終値 前営業日終値

株 FT100 5917.05(+6.14) 5910.91

クセトラDAX 7437.23(+42.68) 7394.55

<p />金 現物午後値決め 1743.00 1749.00

(カッコ内は先物が欧州市場の前営業日終値比、現物が前営業日終盤)

先物

3カ月物ユーロ(12月限) 99.80 (+0.01) <FEIZ2>

独連邦債2年物(12月限) 110.55 (‐0.02) <FGBSZ2><0#FGBS:>

独連邦債5年物(12月限) 124.96 (‐0.05) <FGBMZ2><0#FGBM:>

独連邦債10年物(12月限) 139.81 (+0.06) <FGBLZ2><0#FGBL:>

独連邦債30年物(12月限) 128.80 (+0.34) <FGBXZ2><0#FGBX:>

<p />現物利回り

独連邦債2年物 0.108 (0.104) <DE2YT=TWEB><0#DE2YT=TWEB>

独連邦債5年物 0.642 (0.650) <DE5YT=TWEB><0#DE5YT=TWEB>

独連邦債10年物 1.631 (1.641) <DE10YT=TWEB><0#DE10YT=TWEB>

独連邦債30年物 2.472 (2.491) <DE30YT=TWEB><0#DE30YT=TWEB>

<為替> ユーロが対ドルで下落。

スペインの実施した国債入札が非常に好調だったものの、米新規失業保険申請件数が予想を上回る増加となり、米雇用市場をめぐる不透明感が強まった。

ユーロは対円では上昇している。

ユーロ/円はスペイン入札を受け、一時5月初旬以来の高値となる104.07円に上昇した。

この日スペインが実施した3―10年債入札で利回りが軒並み低下し、発行額も目標を上回ったことがユーロを支援した。

ニューヨーク市場の取引開始後に発表された新規失業保険申請件数は、38万8000件と前週の34万2000件から増加し、予想の36万5000件を上回った。

<株式> ロンドン株式市場は続伸し7カ月ぶり高値で引けた。

中国の国内総生産(GDP)統計を受けた景気見通しの改善で鉱山株が上昇した。

FT100種総合株価指数<.FTSE>は6.14ポイント(0.10%)高の 5917.05と、3月19日以来の高値で終了した。

この日発表された中国の第3・四半期国内総生産(GDP)伸び率は前年同期比7.4%と、鈍化はしたものの依然堅調な数字となった。

同時に発表された9月の鉱工業生産と小売売上高も予想を上回った。

この日の経済指標は総じて中国経済が最悪期を脱し第4・四半期に回復することを示した。

鉱山株ではカザキミス<KAZ.L>は2.7%高となった。

リオ・ティント<RIO.L>も 2.4%高。

ユーラシアン・ナチュラル・リソーシズ<ENRC.L>は2.2%値上がりした。

自動車・航空機部品製造のGKN<GKN.L>は3.4%高。

買収観測のほか、最近売り込 まれていたことから安値拾いの買いが入った。

リスク資産が買われる一方、たばこや醸造メーカーなどディフェンシブ銘柄が売られた。

銀行株<.FTNMX8350>も弱かった。

バークレイズ<BARC.L>が、支払保障保険(PPI)を誤って販売した顧客への補償金をカバーするための引当金をさらに7億ポンド(11億3000万ドル)積み増したと明らかにしたことが重しとなった。


バークレイズは1.5%安。

ロイズ・バンキング・グループ<LLOY.L>は0.6%安。

欧州株式市場は4日続伸した。

スペインが近く支援要請に踏み切り、ユーロ圏危機 をめぐる緊張が引き続き和らぐとの観測が広がった。

たださえない企業決算が上値を抑えた。

スイスの食品大手ネスレ<NESN.VX>は1.7%下落。

1─9月期の売上高の伸びが市場 予想を下回ったことが嫌気された。

FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は1.94ポイント(0.17%)高の1120.56。

9月半ばにつけた1年2カ月ぶり高値の1122.76に迫った。

DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は4.36ポイント(0.17%)高の 2574.19。

週間では昨年12月初め以来の高値水準となる勢いだ。

欧州中央銀行(ECB)の新たな国債買い取りプログラムで、域内債務危機の解決に向けて前進するとの期待から同指数は7月終わりから20%上昇している。

スイス・ライフ・プライベート・バンクの株式部門責任者、ザビール・レスピナス氏は「短期金融市場や債券から得られる運用益は低く、株式が魅力的に映る。

金融市場や債券への投資規模は大きく、少ない資金が株式に回るだけでも、株式には大きな追い風となる」と話した。

DJユーロSTOXX50種指数の平均配当利回りは3.7%で、ドイツ10年債利回りの約1.6%を大きく上回る。

アルテディア・インベストメント・コンサルティング(パリ)のアナリスト、フィリッペ・デ・バンディエール氏も同意見だ。

その上で「問題は前向きな材料が無くなってきており、欧州のマクロ状況は引き続き暗いということだ」と話した。

フィンランド携帯電話機大手のノキア<NOK1V.HE>は一時10%高まで急伸する場面もあったが、結局1%高で取引を終えた。

第3・四半期決算の赤字幅が市場予想を下回ったことが支援した。

<ユーロ圏債券> スペイン国債の利回りが6カ月半ぶりの低水準に下がった。

この日行われた10年債などの入札が好調で、ムーディーズが格付けを据え置き、同国に対する投資家心理が改善したことを示した。

コメルツ銀行のストラテジスト、マイケル・ライスター氏は「当面、(スペインに)新たなチャンスを与える意思が市場にある」と話した。

入札後、スペイン10年債の利回りは11ベーシスポイント(bp)低 下して5.39%だった。

低下が進み、4月初め以来の低水準となった。

これまでスペインの債券を避けていた海外の投資資金が一時的に戻ってきたことが大きい。

ただ、引き続き財政支援への期待に支えられている。

ノルディアの首席アナリスト、ニールズ・フロム氏は「債券が上昇し続けるには、支援や、欧州中央銀行(ECB)が市場で動く状態に近づいているという確固としたシグナルが必要」と話した。

19日まで開かれている欧州連合(EU)首脳会議では、スペインは主要議題でなく、域内の銀行同盟創設が焦点となっており、スペイン支援に関するシグナルは期待できないとの見方が出ている。


このため、一部投資家は安全資産とされるドイツ連邦債を手放すことに慎重で、先物は7ティック上昇の139.82で清算した。

[東京 19日 ロイター]

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