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2012年11月30日金曜日

欧州市場サマリー(29日)

1427GMT 28日終盤
ユーロ/ドル<EUR=> 1.2991 1.2951
ドル/円<JPY=> 82.020 82.050
ユーロ/円<EURJPY=> 106.56 106.28
<p />29日終値 前営業日終値
株 FT100 5870.30(+67.02) 5803.28
クセトラDAX 7400.96(+57.55) 7343.41
<p />金 現物午後値決め 1725.00 1708.00
(カッコ内は先物が欧州市場の前営業日終値比、現物が前営業日終盤)
先物
3カ月物ユーロ(12月限) 99.81 (‐0.01) <FEIZ2>
独連邦債2年物(12月限) 110.80 (‐0.04) <FGBSZ2><0#FGBS:>
独連邦債5年物(12月限) 126.42 (‐0.07) <FGBMZ2><0#FGBM:>
独連邦債10年物(12月限) 142.94 (‐0.01) <FGBLZ2><0#FGBL:>
独連邦債30年物(12月限) 133.18 (‐0.04) <FGBXZ2><0#FGBX:>
現物利回り
独連邦債2年物 0.005 (-0.006) <DE2YT=TWEB><0#DE2YT=TWEB>
独連邦債5年物 0.400 ( 0.392) <DE5YT=TWEB><0#DE5YT=TWEB>
独連邦債10年物 1.371 ( 1.374) <DE10YT=TWEB><0#DE10YT=TWEB>
独連邦債30年物 2.274 ( 2.277) <DE30YT=TWEB><0#DE30YT=TWEB>
<為替> ユーロがドルと円に対して上昇した。
前向きな欧州のニュースや、米「財政の崖」回避で関係者らが合意に達するとの期待が高まった。
イタリアの10年債入札で利回りが2年ぶり低水準をつけたことや、11月のユーロ圏の景況感指数が上昇したこともユーロの追い風となった。
この日発表された米指標も、予想をやや下回ったものの、景気の上向き傾向を示し、リスク選好が一段と高まった。
<株式> ロンドン株式市場は続伸し3週間ぶり高値で引けた。
リオ・ティント<RIO.L>が発表した大規模なコスト削減計画や米議会が「財政の崖」問題の解決策で合意するとの期待感に支援された。
前日は、米共和党のベイナー下院議長が歳出削減を伴えば歳入について協議する用意があるとして合意に楽観的な見方を表明したほか、オバマ大統領も数週間以内の合意に期待を示したことを受け、世界的に株式などリスク資産への選好が強まった。
この流れを受け、この日の市場では米財政問題解決への楽観的な見方が続いた。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は67.02ポイント(1.15%)高の5870.30と、7日以来の高値で終了した。
リオ・ティント<RIO.L>が5.1%上昇した。
同社は29日、向こう2年間での70億ドル削減のほか、商品相場の下落に備えて資産売却を進める計画を発表。
また、中国の需要について慎重ながらも楽観的な見方を示した。
リオ・ティントの上昇に支援され鉱山株<.FTNMX1770>は3.1%上昇した。
チャールズ・スタンレーのトム・ギッドレー・キッチイン氏は、リオ・ティントの計画について、ただ大規模なコスト削減策を発表しただけでなく、株主への利益還元に一段と注力する姿勢が強調されていると指摘した。
欧州株式市場は、米「財政の崖」が回避されるとの観測から鉱山株などに買いが入り、続伸して終了、主要株価指数は2011年7月以来の高値で取引を終えた。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>終値は12.56ポイント(1.13%)高の1121.83。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は34.85ポイント(1.37%)高の2581.69。
オバマ米大統領が、クリスマスまでには「財政の崖」回避に向けた措置で合意したいと述べたことを受け、株価は上昇。
MBキャピタルのトレーディング・ディレクター、マーカス・ブルス氏は「年末の強気相場に向けてすべてが順調に進んでいる。
引き続き『リスクオン』だ」としている。
株式に対する需要の高まりを反映し、ユーロSTOXX50インプライド・ボラティリティ指数<.V2TX>は16.49と、2007年半ば以来の低水準となった。
この日は特にリスクが高いとみなされる鉱山株に買いが入り、STOXX600鉱山株指数<.SXPP>は2.6%上昇。
リオ・ティント<RIO.L>は5.1%高。
同社は向こう2年間で総額70億ドルのコストを削減する計画を発表した。
<ユーロ圏債券> イタリア10年債の利回りが2年ぶり低水準をつけた。
ギリシャ支援の合意を受け、より高利回りのユーロ圏国債に需要が集まった。
この日の10年国債入札でも利回りが4.45%と、2010年11月以来の低水準となった。
ただ、利回り低下で需要が平均に届かなかったことで、一段の上昇余地に乏しいとの懸念が高まり、一部投資家の利益確定売りを促した。
イタリア10年債利回りは一時4.485%まで低下する場面があったが、入札後は4.60%に上昇した。
あるトレーダーは、入札後に利益確定売りが出たことから、30日に利回りが再び低下するとの見通しを疑問視する。
別のトレーダーは、欧州中央銀行(ECB)による国債購入の見込みが、高利回り債券に投資する強い動機付けとなるとして、向こう数週間に国債価格が再び急上昇する可能性があるとみる。
ギリシャ懸念の緩和も、引き続き周辺国債券の追い風になるとの見方が出ている。
スペイン10年債利回りは一時、3月以来の低水準となる5.21%をつけた。
別のトレーダーは、スペインがすでに2013年の資金調達に乗り出し、イタリアも今年の調達プログラムの完了が間近なことから、供給面の圧力が緩和され一段の上昇につながるとみる。
市場では、米「財政の崖」が年内に相場を動かす唯一最大の要因との声も聞かれた。
独連邦債先物は7ティック安の142.88。
取引の大半を142.63―142.95の狭いレンジで推移した。
[東京 30日 ロイター]

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