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2012年12月5日水曜日

NY株、小幅続落=財政問題で様子見〔米株式〕(4日)☆差替

【ニューヨーク時事】4日のニューヨーク株式相場は、「財政の崖」問題をめぐる不透明感を背景に様子見気分が広がり、小幅続落した。
優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比13.82ドル安の1万2951.78ドルで取引を終了。
ハイテク株中心のナスダック総合指数は同5.51ポイント安の2996.69だった。
ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比1832万株増の6億7370万株。
この日、オバマ大統領は米メディアとのインタビューで、富裕層への増税抜きに財政の崖問題の合意はないと改めて強調。
一方、野党共和党は、前日に提示した財政赤字削減案への対案で富裕層増税を拒否しており、与野党の溝は深いままだ。
特に共和党は、来年初めにも必要となる政府債務上限の引き上げについて、財政の崖問題と同時に交渉する構えを見せているため、協議がさらに複雑になる恐れがある。
当初は楽観論が多かった市場でも、「協議が長引き、年末ぎりぎりまでもつれ込む」(準大手証券)との見方が支配的になってきた。
ただ、住宅市場を中心に、経済指標は米景気の底堅さを裏付ける内容となっており、「マクロ面からは積極的に下値を試しにくい」(同)との指摘もある。
財政問題への懸念と景気への先行き期待が交錯し、上下ともに動きにくい状況となっている。
個別銘柄では、米携帯電話5位のメトロPCSコミュニケーションズが大幅安。
TモバイルUSAから合併提案を受けているメトロPCSに対して、スプリント・ネクステルが対抗買収案を提示する可能性は低いと報じられた。

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