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2013年1月12日土曜日

円、89円台前半に下落=2年半ぶりの安値〔NY外為〕(11日)

【ニューヨーク時事】週末11日のニューヨーク外国為替市場の円相場は、日銀の追加緩和観測が広がる中で売り地合いが継続し、対ドルでは一時1ドル=89円45銭と、2010年6月28日以来約2年半ぶりの安値まで下落。
対ユーロでは1年8カ月ぶりに1ユーロ=119円34銭まで落ち込んだ。
午後5時現在は、対ドルで89円14~24銭と前日同時刻(88円73~83銭)の41銭の円安・ドル高。
日本政府は11日の閣議で、10兆3000億円の大型財出支出を含む総事業費20.2兆円の緊急経済対策を承認。
また、財務省が発表した11月の経常収支が10カ月ぶりに赤字に転落。
21、22日に開催される日銀の金融政策決定会合を控え、市場では積極的な金融緩和に踏み込むとの見方が一段と強まった。
さらに、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が前日、ユーロ圏の金融市場は大幅に改善しているとの認識を示したことからリスク志向が拡大。
市場では相対的に安全資産とされる円を手放す動きも目立った。
米商務省が発表した11月の米貿易統計で赤字が前月比15.8%増の487億3100万ドルと市場予想を上回ったものの、市場の反応は限定的だった。
ユーロは、イタリア国債の利回りが低下したことなども買い材料となり、対主要通貨で急伸した。
同時刻現在1ユーロ=1.3340~3350ドル(前日午後5時は1.3266~3276ドル)、対円では同118円96銭~119円06銭(同117円79~89銭)。

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