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2013年3月2日土曜日

欧州株式市場サマリー(1日)

(カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン)<.FTSE>
終値 6378.60(+17.79)
前営業日終値 6360.81(+34.93)
クセトラDAX指数(フランクフルト)<.DAX>
終値 7708.16(‐33.54)
前営業日終値 7741.70(+65.87)
CAC40種平均指数(パリ)<.FCHI>
終値 3699.91(‐23.09)
前営業日終値 3723.00(+31.51)
<ロンドン株式市場> 続伸。
市場予想を上回る米ミシガン大消費者信頼感指数が追い風となった。

2月の米ミシガン大消費者信頼感指数(確報値)は前月から上昇し、速報値や市場予想を上回った。
先行指数である同指数が堅調だったことで、投資家は見通しへの安心感を得た。

消費関連株が好調だった。
バーバリー<BRBY.L>は2.5%高。
ブリティッシュ・アメリカン・タバコ<BATS.L>は2.1%高。

この日発表された2月の中国の製造業購買担当者指数(PMI)が低下し鉱山株を圧迫。
カザキミス<KAZ.L>は4.7%安。
前日発表した2012年通期決算が減益となり、証券会社が投資判断や目標株価を引き下げた。

銀行株<.FTNMX1770>も軟調。
ただ終盤にかけて下げ幅を縮小した。

ロイズ・バンキング・グループ<LLOY.L>は2.2%安。
1日発表した2012年通期決算が税引き前で赤字だった。
不適切販売に絡む補償金支払いに備えた引当金を追加計上したことが響いた。

<欧州株式市場> 小反落、銀行株や鉱山株が押し下げた。
市場関係者は、イタリア総選挙後の不透明感が地合いを悪化させるため、今月は狭いレンジ内での取引になると予想している。

FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は2.83ポイント(0.24%)安の1168.64。

DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は16.80ポイント(0.64%)安の2616.75。

鉱山株を含むSTOXX欧州600資源株指数<.SXPP>は1.9%安で下げが目立った。
中国経済の減速を示す新たな兆候を嫌気した。

銀行株<.SX7P>も1.3%安、英銀行ロイズ<LLOY.L>が2.2%下落した。
2012年通期決算で、不適切販売に絡んだ補償金支払いに備え引当金を追加計上したことで売られた。

ミラボー・セキュリティーズの欧州株販売幹部、ルパート・ベーカー氏は、4月まで株式相場が再び上向かない恐れがあると指摘する。
通常3月はレンジ内の取引で、4月に一段高を目指すからという。

イタリア政治の行き詰まりも引き続き懸念材料だ。

バークレイズのストラテジストは、イタリアで最終的に連立政権が発足すると予想、欧州中央銀行(ECB)が債務危機からユーロを防衛する方針もあって、相場の大幅安は回避されると見通す。

ただ、バークレイズでは、DJユーロSTOXX50種指数が短期間に下落する事態に備えて「プット(売り)」オプションを購入するよう投資家にアドバイスする。

HEDキャピタルの代表、リチャード・エドワーズ氏は、投資家にスペインやイタリア株よりもドイツ株を薦めている。

[東京 2日 ロイター]

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