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2013年3月1日金曜日

欧州市場サマリー(28日)

1545GMT 27日終盤
ユーロ/ドル<EUR=> 1.3082/1.3083 1.3138
ドル/円<JPY=> 92.31/92.3 92.23
ユーロ/円<EURJPY=> 120.77/120.74 121.15
<p />28日終値 前営業日終値
株 FT100 6360.81(+34.93) 6325.88
クセトラDAX 7741.70(+65.87) 7675.83
<p />金 現物午後値決め 1588.50 1604.25
<p />先物
3カ月物ユーロ(3月限) 99.80 (+0.01) <FEIH3>
独連邦債2年物(3月限) 110.74 (+0.04) <FGBSH3><0#FGBS:>
独連邦債5年物(3月限) 127.57 (+0.03) <FGBMH3><0#FGBM:>
独連邦債10年物(3月限) 144.91 (‐0.18) <FGBLH3><0#FGBL:>
独連邦債30年物(3月限) 133.70 (‐0.36) <FGBXH3><0#FGBX:>
<p />現物利回り
独連邦債2年物 0.047 (0.071) <DE2YT=TWEB><0#DE2YT=TWEB>
独連邦債5年物 0.438 (0.455) <DE5YT=TWEB><0#DE5YT=TWEB>
独連邦債10年物 1.459 (1.453) <DE10YT=TWEB><0#DE10YT=TWEB>
独連邦債30年物 2.317 (2.314) <DE30YT=TWEB><0#DE30YT=TWEB>
<為替> ドルが円とユーロに対し上昇。
総選挙後のイタリア政局混乱をめぐる懸念や米国で翌日に迫った歳出の強制削減の発動を控え、リスク回避の動きが出ている。

円はユーロに対して上昇。
対ドルでも、ほぼゼロ成長となった第4・四半期の国内総生産(GDP)改定値の発表後、一時値を上げる場面があった。

<株式> ロンドン株式市場は続伸、月間では9カ月連続の上昇となった。
欧米中銀が景気を支える金融政策を続ける姿勢を示したことが追い風だ。

FT100種総合株価指数<.FTSE>は34.93ポイント(0.55%)高の6360.81。
月間では1.3%高、月次の上昇期間は1997年以降で最長。

米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長が議会で資産買い入れプログラムを擁護、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁も同様の「ハト派的」発言をした。

IGインデックスの市場アナリスト、クリス・ビューチャンプ氏は「米国の一部指標は良好で、ハト派が依然、FRBを明らかに統御している」と話す。

前週の米新規失業保険申請件数は予想以上に減少、雇用市場の回復基調を示した。
第4・四半期の米国内総生産(GDP)改定値はプラスとなった。

英ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)の親会社IAG<ICAG.L>は7.9%上昇して相場を押し上げた。
2012年の営業損失が予想ほど膨らまなかったことを好感した。

欧州株式市場は続伸。
欧米中銀が前日までに金融緩和継続をあらためて表明したことや企業が強気の業績見通しを示したことなどを手掛かりに、イタリア総選挙後の安値からさらに値を戻した。

米連邦準備理事会(FRB)と欧州中央銀行(ECB)は今週、市場に流動性を供給する措置の継続を表明し、株価を押し上げている。

FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は10.89ポイント(0.94%)高の1171.47。
イタリア総選挙の結果を受けた26日の下落分をほぼ取り戻した。

DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は21.66ポイント(0.83%)高の2633.55。
月間では、イタリア選挙への警戒感から同国株<.FTMIB>やスペイン株<.IBEX>が売り込まれたことなどが重しとなり、2.6%下落した。

この日は英ブリティシュ・エアウェイズの親会社IAG<ICAG.L>が7.9%、エアバスの親会社EADS<EAD.PA>が5.5%、それぞれ上昇。
楽観的な業績見通しなどが追い風となった。

一方、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)<RBS.L>は6.6%安。
規制強化に対応するため引当金を増やしたと明らかにしたことなどを嫌気した。

石油サービスのペトロファク<PFC.L>も前日に続いて売られ、2.9%安となった。

<ユーロ圏債券> イタリア国債価格が上昇。
同国の政局混迷について状況を精査する動きが広がり、再選挙の観測が後退する一方、欧州中央銀行(ECB)の債券買い入れが安全網になるとの期待が浮上した。

それでも、政党党首の間で連立を否定する発言が相次ぎ、再選挙回避の選択肢が狭まる中、スペインやポルトガルなど他の周辺国債に対してはアンダーパフォームした。

イタリア10年債利回りは8ベーシスポイント(bp)低下の4.74%。

困難に陥った国の債券を買い入れるとしているECBの計画に対する期待が周辺国債への売りに歯止めをかけた。
ただ、買い入れ実施の条件となる改革派政権が不在のイタリアに対し、ECBが計画を発動できるか懐疑的な見方もある。

スペイン10年債利回りは17bp低下の5.10%。
イタリア国債に対する利回り格差は36bpと、昨年5月以来のタイトな水準に縮小した。

アナリストの間では、スペインが歳出と借り入れの抑制で一定の成果を上げているとの見方が出ている。

スペインのモントロ財務相がこの日明らかにした2012年の財政赤字は対国内総生産(GDP)比6.74%と、欧州連合(EU)と合意した目標の6.3%を上回ったものの、市場が許容可能と受け止める範囲にとどまった。

ドイツ連邦債先物は10ティック安の144.99で清算。
独連邦10年債利回りは1.46%と、前日の1.42%から小幅上昇した。

[東京 1日 ロイター]

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