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2013年3月1日金曜日

円、92円台前半〔ロンドン外為〕(28日)

【ロンドン時事】28日のロンドン外国為替市場の円相場は、株高が進行しリスク回避姿勢が後退する中、1ドル=92円台前半を推移した。
午後4時現在では92円25~35銭と、前日午後4時(91円55~65銭)比70銭の円安・ドル高。
週初はイタリア総選挙結果を受けたリスク回避で急激な円高が進んだ外為市場だが、とりあえずは落ち着きを取り戻し、様子見モードとなっている。
また、92円70~80銭の水準がテクニカルの節目とされ、ここを抜けるには材料不足。
ある邦銀筋は「日銀人事に関する材料は出尽くし、具体的な政策に焦点は移りつつある」とした上で、イタリア政局や米金利動向が今後の手がかり材料となりそうだと語った。
別の市場関係者は、バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長やドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁が金融緩和の継続を確認したことで、株高・債券高など「緩和相場の様相を帯びている」との見方を示した。
ユーロは方向感に乏しい中、弱含み。
対円では1ユーロ=120円60~70銭(前日午後4時は120円05~15銭)、対ドルでは1.3070~3080ドル(1.3105~3115ドル)。
イタリア政局長期化への懸念のほか、ユーロ圏の債務問題が改めて意識される中、ユーロは「頭が重い展開」(前出の邦銀筋)。
ECBの利下げ観測も再び浮上し始めているという。
他の欧州通貨では、英ポンドが1ポンド=1.5175~5185ドル(1.5130~5140ドル)、スイス・フランが1ドル=0.9325~9335フラン(0.9295~9305フラン)となった。

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