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直近の決算発表予定

2013年3月27日水曜日

証券ディーラー「プロの視点」(3/27)

■■ 〜 明日の株新聞 〜 ■■外部要因改善も3月末権利落ちを迎えて売り買いが交錯、指数は膠着感を強めた本日の株式相場ですが、相場の方向感を欠くなか、投資資金はひとまず値動き選好の流れとなるも次期の業績変化が期待される銘柄には実態評価の買いも入っています。

日経平均株価は小反発。
前営業日終値を挟んでのもみあいに終始しました。
前営業日に続いて節目12500円や5日移動平均線(12497.21円)を意識、日中値幅は60円未満に限られています。

さて、前営業日配信版では「いよいよ実質新年度相場へ 活躍期待銘柄のポイントは?」と題していました。

「権利落ちの売り圧力をこなしたあとは、期末接近でドレッシング買いが見込まれ、集計タイミング入りとなる3月期業績の修正発表が行われやすくなるほか、名実ともに新年度となる4月以降は、月末からの本決算発表シーズンに向けて『来期の業績予想』に市場参加者の関心が高まるでしょう」とも記していたと思います。

本日3月末権利落ちを迎えましたが、外部要因改善の買いと権利落ちの売り圧力で方向感を欠く格好。
ただ、前営業日に販売を締め切り、昨日配信を行った厳選5銘柄付き市況分析レポート「来期の業績変化を先取り! 新年度で狙える【高成長株!】」の提供銘柄では5銘柄すべてが上昇着地に。
さらに3銘柄は前日比6%以上の上昇率を記録するなど、本日の膠着相場のなかでも有力な投資対象となりました。

会員情報でも先週3月22日のインターネット会員A情報で買い推奨していたヤーマン<6630>が目標株価を達成。
最高業績更新期待の来期の業績変化期待に加え、4月期決算銘柄で配当利回りと優待内容を加えた実質利回りの高さから3月期権利落ちからの資金シフトを呼び込み、上場来高値を更新しています。

さらに「外部要因に左右されにくく、需給妙味のあるディーリング対象には短期資金が集中する期待があります。
明日の権利落ち需給、不安定な外部要因の影響で相場の方向性が見極めにくいなかでは、日中の値動きを捉える視点もチャンスとなってくるでしょう」とも締めていましたが、前営業日に続いてソフトバンク<9984>など材料株や値動きの良い銘柄が全市場の売買代金上位を占め、ディーリング主導の展開が続きました。

前営業日3月26日のインターネット会員A情報で初値買い推奨していたタマホーム<1419>がわずか1営業日で目標株価を達成するなど、ディーリング対象の活躍も確認されています。
短中期の投資テーマとして次期の業績変化が期待できる銘柄、日中の短期売買対象として値動きの良い銘柄と、投資戦略に合わせて物色対象を選んでいきましょう。
■■ 〜 今日の東京市場から 〜 ■■昨晩の米国市場は反発。
欧州市場が持ち直したほか、経済指標を好感した買いも加わり、見直し買いが広がっています。

キプロス支援問題による欧州債務危機再燃で売られていた流れから、欧州市場が持ち直す動きを見せたことで、米国市場も見直し買いが入りました。

また、この日発表された経済指標で耐久財受注と住宅価格が予想を上回ったこともあり、経済指標を好感した買いも支援材料となっています。

ダウ平均株価は、前営業日比111.90ドル高の14,559.65ドル。
ナスダック総合指数は17.18ポイント高の3,252.48ポイントで取引を終えました。

為替相場では、ユーロ売りが一巡したほか、米国経済指標好感のドル買いも入り、東京時間帯早朝では、1ドル94円台半ば、1ユーロ121円台後半の円安水準で取引されています。

東京株式市場では、3月末権利落ちの売りと欧米市場の反発、為替相場の円安推移を好感した買いが交錯。
日経平均株価は12476円の小反発スタートに。

寄り付き後は、外部要因の反映と権利落ちの売り買いが一服したあと、指数は水準を探る動き。
日経平均株価は前営業日終値水準でのもみあいに終始しました。

昼休みを挟んで為替相場で円がジリ安基調、後場の日経平均株価もプラス圏に浮上したものの、ジリ高商状のなか利益確定売りも散発。
日中はもみあいが続いています。

日経平均株価終値は、22.17円高の12,493.79円。
東証1部の売買代金は概算で1兆8977億円。
東証1部の売買高は概算で24億8390万株。
値上がり銘柄は842(49%)に対し値下がりは776(45%)、変わらずは70(4%)となりました。
■■ 〜 本日の注目相場 〜 ■■外部要因改善も3月末権利落ちを迎えて指数はもみあいに終始。
国際優良株のトヨタ<7203>、ソニー<6758>、メガバンクの三菱UFJFG<8306>、三井住友FG<8316>ら中核銘柄はまちまちの動きとなっています。

一方、値動きの良い銘柄を選好する流れが強まり、直近から材料人気を伴っているソフトバンク<9984>が活況高。
全市場の売買代金上位に進出しました。

また、ディーリング資金を集めやすいケネディクス<4321>、アイフル<8515>、本日新規上場のタマホーム<1419>などに短期資金が偏っています。

また、東京電力<9501>、関西電力<9503>の電力株、三菱地所<8802>、三井不動産<8801>、東京建物<8804>など不動産業も強含んだほか、パナソニック<6752>なども資金循環で上昇着地となりました。

セクターでは、、三菱地所<8802>、三井不動産<8801>の不動産業が業種別株価指数騰落の値上がり最上位に。
目標株価引き上げの伝わったブリヂストン<5108>、住友ゴム<5110>のゴム製品が続いています。

国際石油開発帝石<1605>、石油資源開発<1662>の鉱業、オリックス<8591>、オリコ<8585>のその他金融、新日鐵住金<5401>、JFEホールディングス<5411>の鉄鋼なども買われました。

一方、日本航空<9201>、全日空<9202>の空運が業種別株価指数騰落の値下がり最上位に。
所属全銘柄が下落していた保険業、マルハニチロ<1334>、極洋<1301>の水産農林が売られています。

個別では、ダイエー<8263>に対するTOB実施のイオン<8267>、売却観測のNECモバイリング<9430>、タッチパネル増産報道の住友化学<4005>などが材料人気を集めました。

新興市場では、中核のデジタルガレージ<4819>、不動産関連のレーサム<8890>、いちごホールディングス<2337>、バイオ関連のスリー・ディー・マトリックス<7777>、メドレックス<4586>、UMNファーマ<4585>などが短期資金で賑わっています。
■■ 〜 本日の注目銘柄シューティング! 〜 ■■<9984>ソフトバンク 4,265円 前日比+290円(+7.30%)
続伸。
外部要因改善も3月末権利落ちを迎えて売り買いが交錯するなか、ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>の連結化など材料性で賑わっていた経緯から、本日も値動きの軽さに着目した資金が見られている。
全市場の売買代金上位に入った。

<4321>ケネディクス 47,850円 前日比+7,000円(+17.14%)
大幅高、ストップ高まで上昇している。
三菱地所<8802>、三井不動産<8801>、東京建物<8804>など不動産業が強含んでおり、不動産ファンド運営の同社株にも活躍期待が高まったようだ。
値動きが軽く、直近でも売買代金上位に入った経緯もあるなど、ディーリング資金を集めやすいようだ。

<1419>タマホーム 1,630円 公開価格980円 初値1,700円
大商い。
この日に東証1部に新規上場、値幅取りを狙った目先筋の売買を集め、全市場の売買代金上位に入っている。
初値は公開価格980円を上回る1,700円の好スタートを切ったことも短期物色につながり、全体相場膠着で行き場を無くした資金を取り込んでいたものの、買い一巡後は換金売りに押されている。

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