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2013年4月23日火曜日

欧州株式市場サマリー(22日)

(カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン)<.FTSE>
終値 6280.62(‐5.97)
前営業日終値 6286.59(+42.92)
クセトラDAX指数(フランクフルト)<.DAX>
終値 7478.11(+18.15)
前営業日終値 7459.96(‐13.77)
CAC40種平均指数(パリ)<.FCHI>
終値 3652.13(+0.17)
前営業日終値 3651.96(+52.60)
<ロンドン株式市場> 当初の上昇分を消し、反落した。
米重機大手のキャタピラー<CAT.N>が、2013年通年の1株当たり利益予想を従来予想から下方修正、英エンジニアリング株を圧迫した。

市場では、テクニカル面で弱気な兆候が出ているほか、不透明な世界経済見通しなどを受け、FT100種総合株価指数<.FTSE>が来月にかけて下落しやすいとの指摘も聞かれる。

FT100種総合株価指数は今月に入って9営業日下落、6営業日上昇しており、全般的に否定的な見方が広がっているという。

キャタピラー<CAT.N>の通年見通し下方修正を受け、AMEC(エイメック)<AMEC.L>、メルローズ<MRON.L>などエンジニアリングや建設株の下げが目立った。

ただ、金鉱山のランドゴールド・リソーシズ<RRS.L>は4.4%上昇して逆行高となった。
投資会社ブラックロックが同社への出資比率引き上げを決定し、追い風となった。

<欧州株式市場> 小幅続伸して引けた。
イタリアのナポリターノ大統領が再選されたことで政局混迷打開への期待が高まった。

ただ予想外の減少となった米中古住宅販売や、2013年の利益見通しを下方修正した米キャタピラー<CAT.N>決算を受け、相場は終盤にかけて上げを削る展開となった。

FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>終値は1.81ポイント(0.16%)高の1155.00。

DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は8.46ポイント(0.33%)高の2583.62。

域内では、イタリアのFTSE・MIB指数<.FTMIB>が1.7%高となり、全体をアウトパフォームした、
世界経済をめぐる懸念など弱材料は依然くすぶっているが、主要中銀による金融緩和策が一部で投資家心理を下支えている。

個別銘柄では、オランダの電機大手フィリップス・エレクトロニクス<PHG.AS>が5.2%安。
同社が発表した決算は、利益が予想を上回ったものの、とりわけ欧米市場が足かせとなり、上期業績は依然弱いとの見方を示した。

トムソン・ロイター・スターマイン・データによると、STOXX欧州600<.STOXX>構成銘柄のうち、これまで8%が第1・四半期決算を発表、そのうち市場予想と一致、もしくは予想を上回る決算を発表した企業の割合はおよそ57%となっており、市場の押し上げには力不足となっている。

[東京 23日 ロイター]

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