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2013年4月30日火曜日

円、98円台前半〔ロンドン外為〕(29日)

【ロンドン時事】週明け29日のロンドン外国為替市場の円相場は、様子見姿勢の強い中を再び戻り売りに押され、1ドル=98円台前半まで弱含みに推移した。
午後4時現在は98円10~20銭と、前週末午後4時(97円65~75銭)比45銭の円安・ドル高。
市場予想を下回った前週末発表の米GDP(国内総生産)を機に米国の経済指標の弱さが意識されており、この日もドル売り地合いが継続。
市場予想を上回った3月の米中古住宅販売件数をにらみ円を売ってドルを買い戻す動きも見られたが、値動きは限定的で方向感も乏しかった。
目先の注目材料では、翌30日から開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)。
もっとも市場では、「米連邦準備制度理事会(FRB)内部で緩和が優勢となりつつある」(市場関係者)として、現状の緩和が当面維持されるとの見方が強い。
このため「当面はドル売り地合い」(同)との指摘も出ており、ある邦銀関係者は「円の上値こそ97円台で重いものの、100円台は大分遠ざかった」との見方を示した。
一方、ユーロは上昇。
イタリアの新政権発足で、2月末から続く政治空白が解消したことが好感された。
午後4時現在の対ドル相場は、1ユーロ=1.3095~3105ドル(前週末午後4時は1.3020~3030ドル)。
対円では同128円50~60銭(127円20~30銭)。
他の欧州通貨はポンドが1ポンド=1.5490~5500ドル(1.5485~5495ドル)、スイス・フランが1ドル=0.9365~9375フラン(0.9410~9420フラン)。

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