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2013年5月17日金曜日

欧州市場サマリー(16日)

1308GMT 15日終盤
ユーロ/ドル<EUR=> 1.2900 1.2886
ドル/円<JPY=> 102.24 102.23
ユーロ/円<EURJPY=> 131.90 131.74
16日終値 前営業日終値
株 FT100 6687.80(‐5.75) 6693.55
クセトラDAX 8369.87(+7.45) 8362.42
金 現物午後値決め 1381.00 1410.00
先物清算値
3カ月物ユーロ(6月限) 99.81 (+0.01) FEIM3
独連邦債2年物(6月限) 110.81 (+0.06) FGBSM3 0#FGBS:
独連邦債5年物(6月限) 126.66 (+0.31) FGBMM3 0#FGBM:
独連邦債10年物(6月限) 145.31 (+0.67) FGBLM3 0#FGBL:
独連邦債30年物(6月限) 134.66 (+1.14) FGBXM3 0#FGBX:
現物利回り
独連邦債2年物 -0.012 (0.018) DE2YT=TWEB 0#DE2YT=TWEB
独連邦債5年物 0.366 (0.419) DE5YT=TWEB 0#DE5YT=TWEB
独連邦債10年物 1.328 (1.383) DE10YT=TWEB 0#DE10YT=TWEB
独連邦債30年物 2.260 (2.308) DE30YT=TWEB 0#DE30YT=TWEB
<為替> ドルがユーロ、円に対し下落している。
経済指標が米景気のぜい弱さをあらためて浮き彫りにする内容となったことで、米連邦準備理事会(FRB)の資産買い入れ縮小観測が後退している。

新規失業保険申請件数は6カ月ぶりの大幅増となったほか、米消費者物価指数(CPI)の総合指数はおよそ4年ぶりの大幅な落ち込みとなった。

<株式> ロンドン株式市場は米経済指標が悪化したことを受け取引終盤にかけて売られ、11営業日ぶりに反落して終了した。

FT100種総合株価指数<.FTSE>は一時6714.48と、取引時間中として5年半ぶりの高値を付けたが、5.75ポイント(0.09%)安の6687.80で取引を終えた。

この日に発表された米経済指標では、新規失業保険週間申請件数が予想の33万件を超え、3月下旬以来の水準に悪化。
4月の住宅着工件数は前月比16.5%減の年率85万3000戸となり、アナリスト予想の97万3000戸を下回った。

ロンドン市場上場の優良企業は売上高の約4分の1を米国で稼ぎ出していることから市場心理が悪化、売り先行となった。

ハムステッド・キャピタルのヘッジファンド・マネジャー、レックス・フォン・ダム氏は、「これまで売り手がいなかったことに加え、上昇相場に乗り遅れることの恐怖感から、株価は現在の水準まで上げてきた。
現実の経済情勢と株価との間のかい離が増大しつつあることを懸念している」と述べた。

インフォーマ・グローバル・マーケッツのテクニカル・アナリスト、エド・ブレーク氏は、「非常に近い将来に株価が下落するリスクがある」と警告。
10日につけた安値の6591.58が当面の底値になるとの見方を示した。

ただ同氏は「株価が今月をプラス圏で終えれば、短期的な下落は長期的な上昇トレンドの中での調整と見なすことできる」としている。

アソシエーテッド・ブリティッシュ・フーズ<ABF.L>は5.2%安。
独砂糖メーカーのズートツッカー<SZUG.DE>が欧州連合(EU)域内での砂糖事業による収益が大幅に低下するとの見通しを示したことで、EU砂糖市場に大きなエクスポージャーを持つアソシエーテッド・ブリティッシュ・フーズが売られた。

欧州株式市場は小反落。
さえない決算や弱い米指標が相場の重荷となった。
FTSEユーロファースト300種指数 .FTEU3 は0.21ポイント(0.02%)安の1245.45。
第1・四半期が7%の減益となったスイスの保険大手チューリッヒ ZURN.VX が3.3%安と売られ、指数を押し下げた。

米国の雇用・住宅関連指標がさえない内容となったことで、世界経済をめぐる懸念が高まった。
電力大手ナショナル・グリッド NG.L は1.1%下落し、公益株 .SX6P を圧迫した。
市場関係者によると、同社の配当方針と利益の持続可能性が不安視されている。

DJユーロSTOXX50種指数 .STOXX50E は2.88ポイント(0.10%)安の2806.70。
同指数はテクニカル面ではやや買われすぎの領域に差し掛かっているが、アナリストはリターン追求を背景とする株式市場への資金流入が継続する見通しとして、一段の上昇余地があると指摘している。

<ユーロ圏債券> 独連邦債先物価格が上昇、6週間ぶりの大幅な値上がりとなった。
さえない米経済指標が買い材料となった。

週間の新規失業保険申請件数は昨年11月以来半年ぶりの大幅増となったほか、4月の住宅着工件数は前月比16.5%減と大きく落ち込んだ。

こうしたなか、イタリア、スペインの国債価格も値上がりした。
両国とも今週に入りシンジケート団を通じた大規模な国債発行を実施、これまで供給懸念が広がっていたが、この日はそうした懸念が和らいだという。

コメルツ銀の金利ストラテジスト、デービッド・シュナウツ氏は「米指標が全体的にさえなかったことが独連邦債の価格を押し上げた」と指摘した。

独連邦債先物 FGBLc1 は67ティック高の145.31。
今年3月27日以来の大幅な値上がりとなった。

10年物の独連邦債利回り DE10YT=TWEB は5.4ベーシスポイント(bp)低下し1.32%。
前日は3月下旬以来の高水準をつけていた。

同イタリア国債利回り IT10YT=TWEB は7.2bp低下し3.98%。
同スペイン国債利回り ES10YT=TWEB も5.9bp低下し4.31%となった。

ノルデア(ヘルシンキ)の首席債券アナリスト、ヤン・フォン・ゲリッヒ氏は、投資家の間でキャリー取引への関心が依然根強いと指摘。
「イタリア、スペインの国債利回りは向こう数週間で一段と低下すると予想する」と述べた。

[東京 17日 ロイター]

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