為替ニュース

直近の決算発表予定

2013年5月3日金曜日

欧州株式市場サマリー(2日)

(カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン)<.FTSE>
終値 6460.71(+9.42)
前営業日終値 6451.29(+21.17)
クセトラDAX指数(フランクフルト)<.DAX>
終値 7961.71(+48.00)
前営業日終値 7913.71(+40.21)
CAC40種平均指数(パリ)<.FCHI>
終値 3858.76(+2.01)
前営業日終値 3856.75(‐11.93)
<ロンドン株式市場> 続伸し、主要株価指数が1カ月ぶり高値で引けた。
欧州中央銀行(ECB)が大方の予想通り刺激策を打ち出したことや、エネルギー部門の好決算が相場を下支えした。

キリック・キャピタルのポール・カヴァナー会長は「恐らく年内を通して、われわれはこれまで以上に各国中銀の金融支援策に頼ることになりそうだ」と見通した。

米新規失業保険申請件数が市場の予想以上に改善したほか、3日発表の4月米雇用統計も堅調となる見通しが強まったことも相場を押し上げた。

ただ、医薬品のシャイア<SHP.L>は6.7%安。
通年の売上見通しを引き下げたことを嫌気した。

トムソン・ロイター・スターマインのデータによると、2日までに第1・四半期決算を公表したFT100種総合株価指数構成企業の86%が予想に並ぶか上回った。
ユーロ圏の41%を上回る。

現在の英国の配当利回りは3.4%で、ドイツの3.0%、米国の2.2%を上回る。

RBCウェルス・マネジメントの欧州株部門責任者、フレデリック・キャリア氏は「英国の利回りは魅力的で評価額も高くないので、利回りを求める投資家を引き付けている」と話した。

<欧州株式市場> 欧州中央銀行(ECB)による10カ月ぶりの利下げを好感し上昇して引けた。
ECBは景気支援に向け一段の措置を講じる用意があるとしており、市場関係者は株式市場を短期的に支援するとの見方を示している。

FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>終値は5.00ポイント(0.42%)高の1206.53。

DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は7.16ポイント(0.26%)高の2718.90。

ただECBによる利下げは広く見込まれていたため、上値は重かった。

利下げにより、ユーロ圏企業の輸出を後押しする効果が見込めるほか、事業拡張に向けた融資需要を押し上げることが期待されている。

主力の輸出株を構成銘柄に採用する独クセトラDAX指数<.DAX>が0.6%高となり、域内市場全体の上昇をけん引した。

2013年の業績見通しを引き上げたインフィニオン・テクノロジーズ<IFXGn.DE>は9.9%急伸した。

JNフィナンシャルの投資マネジャー、エド・スミス氏は「ドラギECB総裁は積極的に前に踏み出し流動性を供給しようとしている。
これは株式市場にとってはプラス材料で、最高値を更新する可能性もある」と予想している。

[東京 3日 ロイター]

0 件のコメント:

コメントを投稿

ブログ アーカイブ