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2013年5月3日金曜日

欧州市場サマリー(2日)

1347GMT 1日終盤
ユーロ/ドル<EUR=> 1.3087 1.3177
ドル/円<JPY=> 97.790 97.380
ユーロ/円<EURJPY=> 127.95 128.34
<p />2日終値 前営業日終値
株 FT100 6460.71(+9.42) 6451.29
クセトラDAX 7961.71(+48.00) 7913.71
金 現物午後値決め 1469.25 1454.75
先物清算値
3カ月物ユーロ(6月限) 99.84 (+0.02) <FEIM3>
独連邦債2年物(6月限) 110.84 (+0.09) <FGBSM3><0#FGBS:>
独連邦債5年物(6月限) 127.04 (+0.31) <FGBMM3><0#FGBM:>
独連邦債10年物(6月限) 147.16 (+0.58) <FGBLM3><0#FGBL:>
独連邦債30年物(6月限) 139.66 (+1.04) <FGBXM3><0#FGBX:>
<p />現物利回り
独連邦債2年物 -0.028 (0.013) <DE2YT=TWEB><0#DE2YT=TWEB>
独連邦債5年物 0.286 (0.328) <DE5YT=TWEB><0#DE5YT=TWEB>
独連邦債10年物 1.169 (1.207) <DE10YT=TWEB><0#DE10YT=TWEB>
独連邦債30年物 2.065 (2.092) <DE30YT=TWEB><0#DE30YT=TWEB>
<為替> ユーロが対ドルで大幅安となり、円に対しても下落している。
欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が、マイナスの中銀預金金利に技術的な用意があると述べたほか、景気下触れリスクに言及したことでユーロが売られた。

ユーロは対ドルで一時、1.3061ドルの安値をつけた。

ドルは円に対して上昇。
米新規失業保険申請件数が大幅に減少、米貿易赤字も縮小したことでドルが買われている。

<株式> ロンドン株式市場は続伸し、主要株価指数が1カ月ぶり高値で引けた。
欧州中央銀行(ECB)が大方の予想通り刺激策を打ち出したことや、エネルギー部門の好決算が相場を下支えした。

キリック・キャピタルのポール・カヴァナー会長は「恐らく年内を通して、われわれはこれまで以上に各国中銀の金融支援策に頼ることになりそうだ」と見通した。

米新規失業保険申請件数が市場の予想以上に改善したほか、3日発表の4月米雇用統計も堅調となる見通しが強まったことも相場を押し上げた。

ただ、医薬品のシャイア<SHP.L>は6.7%安。
通年の売上見通しを引き下げたことを嫌気した。

トムソン・ロイター・スターマインのデータによると、2日までに第1・四半期決算を公表したFT100種総合株価指数構成企業の86%が予想に並ぶか上回った。
ユーロ圏の41%を上回る。

現在の英国の配当利回りは3.4%で、ドイツの3.0%、米国の2.2%を上回る。

RBCウェルス・マネジメントの欧州株部門責任者、フレデリック・キャリア氏は「英国の利回りは魅力的で評価額も高くないので、利回りを求める投資家を引き付けている」と話した。

欧州株式市場は欧州中央銀行(ECB)による10カ月ぶりの利下げを好感し上昇して引けた。
ECBは景気支援に向け一段の措置を講じる用意があるとしており、市場関係者は株式市場を短期的に支援するとの見方を示している。

FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>終値は5.00ポイント(0.42%)高の1206.53。

DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は7.16ポイント(0.26%)高の2718.90。

ただECBによる利下げは広く見込まれていたため、上値は重かった。

利下げにより、ユーロ圏企業の輸出を後押しする効果が見込めるほか、事業拡張に向けた融資需要を押し上げることが期待されている。

主力の輸出株を構成銘柄に採用する独クセトラDAX指数<.DAX>が0.6%高となり、域内市場全体の上昇をけん引した。

2013年の業績見通しを引き上げたインフィニオン・テクノロジーズ<IFXGn.DE>は9.9%急伸した。

JNフィナンシャルの投資マネジャー、エド・スミス氏は「ドラギECB総裁は積極的に前に踏み出し流動性を供給しようとしている。
これは株式市場にとってはプラス材料で、最高値を更新する可能性もある」と予想している。

<ユーロ圏債券> 欧州中央銀行(ECB)がリファイナンス金利を0.25%ポイント引き下げるとともに、必要になれば中銀預金金利をマイナスに引き下げる可能性も示唆したことを受け、独連邦債先物が過去最高値を更新、独2年債利回りはマイナスに転じた。

ドラギECB総裁は理事会後の会見で、すべての情報を「非常に注意深く見守る(monitor very closely)」と述べた。
ECBはこれまで、一段の措置を講じる可能性を示唆する場合にこの表現を使ってきた。

ドラギ総裁はまた、中銀預金金利を現在のゼロからマイナスに引き下げる可能性について、「技術的には準備が整っている」と発言した。

ECBによる追加緩和を見込んで独連邦債利回りは低下。
連邦債先物は50ベーシスポイント(bp)超上昇し、過去最高値の147.20をつけた。
2年債利回りはマイナスに転じ、4.7bp低下のマイナス0.034%。
10年債利回りは5bp低下の1.157%と、昨年7月につけた過去最低の1.126%に迫った。

コメルツ銀行のシニア金利ストラテジスト、マイケル・ライスター氏は「ドラギ総裁はマイナスの中銀預金金利への扉を再び開いた」と指摘し、市場は全面的に反応していると述べた。

フランス10年債やベルギー10年債利回りもそれぞれ1.66%、1.92%と、過去最低水準をつけた。

追加緩和観測はイタリアやスペイン国債も下支えし、10年債利回りはいずれも2010年10月以来の水準に低下。
イタリアは10bp超低下して3.78%、スペインは9bp低下して4.06%となった。

[東京 3日 ロイター]

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