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2013年5月4日土曜日

証券ディーラー「プロの視点」(5/4)

収益構造が似ている33種のセクターから銘柄をチョイス!セクターとは「業種」のことです。
上場する個別銘柄は、以下のような33種類のセクターに分類されています。

「水産・農林業」、「鉱業」、「建設業」「食料品」、「繊維製品」、「パルプ・紙」「化学」、「医薬品」、「石油・石炭製品」「ゴム製品」、「ガラス・土石製品」、「鉄鋼」「非鉄金属」、「金属製品」、「機械」「電気機器」、「輸送用機器」、「精密機器」「その他製品」、「電気・ガス業」、「陸運業」「海運業」、「空運業」、「倉庫・運輸関連」「情報・通信業」、「卸売業」、「小売業」「銀行業」、「証券・証券先物取引業」、「保険業」「その他金融業」、「不動産業」、「サービス業」
基本的に同じセクターの銘柄は、収益構造が近いことから株価も同じような値動きをします。

例えば、「輸送用機器」に所属するトヨタ<7203>とホンダ<7267>は、自動車業界の動向が業績を左右するために、株価の値動きも似ています。

例えば、野村HD<8604>の決算が良ければ、大和証券G本社<8601>の決算も良いだろう、と想定した買いが入ります。
これは収益構造が似ているからです。
投資資金はセクターからセクターへと循環する!当然ですが、すべてのセクターは同じ値動きではありません。
日経平均株価が急騰していたとしても、すべてのセクターが急騰するわけではありませんし、中には下落しているセクターが存在することもあるわけです。

そして、大切なことは「株価は上昇すれば下落する」ということです。
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上昇したセクターには【割高感】が強まりますし、下落したセクターには【割安感】が生まれます。

投資資金には限りがありますから、割高になったセクターは売られ、割安となったセクターに資金が向かいます。

これが「投資資金が循環する」ということです。
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例えば、自動車関連株の好況時における循環物色を見てみると、
大手自動車株⇒車体製造株⇒自動車部品製造株⇒自動車販売関連株というように同じ自動車業界の中でも資金は順に巡っていくのです。
「循環物色」、「資産ポートフォリオ」、「リターン・リバーサル」「株式トレード セクターサイクロン」で狙っているのは、セクターからセクターへと循環してく投資資金の動きです。

大引けで翌日の【上昇期待セクター】と【下落警戒セクター】から、それぞれ「買い」と「売り」ポジションを持ちます。

買いと売りのポジションを持つことによって、外部要因に左右されることなく利益を積み重ねていくことが可能な手法なのです。

買いと売りというと「サヤ取り」を想像するかもしれませんが、「株式トレード セクターサイクロン」では、銘柄間の価格差は狙っていません。

したがって、銘柄の相関性は関係ないのです。
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例えば、三井物産<8031>の買いとサイバーエージェント<4751>の空売りだったり、ソフトバンク<9984>の空売りとグリー<3632>の買いといった、セクターも業態も違う銘柄の組み合わせで、トレードを実践していくのです。

これは、ヘッジファンドが使う「ロング・ショート戦略」の短期売買版と言えます。
投資家の「循環物色」に加えて、「資産ポートフォリオ」と「リターン・リバーサル」という3つの理論から構築された手法によって、より確度の高い投資手法となっているのです!

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