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2012年11月20日火曜日

5日ぶり小反落=高値警戒感が台頭〔東京株式〕(20日)

【第1部】日経平均株価は前日比10円56銭安の9142円64銭と5営業日ぶりに小反落した。
欧米株高や円安基調を受けて続伸して始まったが、買い注文が一巡した後は利益確定売りに押された。
最近の連騰で高値警戒感が台頭し、上値追いには慎重な投資家が多い。
東証株価指数(TOPIX)も同0.12ポイント安の762.04と小幅安。
出来高は18億6971万株。

▽「安倍相場」も一服
日経平均株価は取引開始直後に9200円台を回復したが、その後は尻すぼみ。
市場参加者からは、「安倍相場もそろそろ一服」(中堅証券)との声が上がっていた。

米国での「財政の崖」問題の進展期待などを受けて19日の欧米株式市場が急伸。
日経平均も一時、50円近く値上がりした。
安倍晋三自民党総裁が提唱する大胆な金融緩和策も、下値不安感を和らげている。

しかし、買い注文が一巡した後は上値の重さが目立った。
日経平均は、野田佳彦首相が衆院解散を明言してから約500円値上がり。
上昇ピッチの速さに対する警戒感が台頭している上、6月以降のボックス上限にも接近。
利益確定売りが出やすい環境にある。

市場関係者からは、安倍総裁の発言内容には「矛盾点があるなど、実現できるかどうかは疑問」(銀行系証券)との声も上がり始めており、戻りを試す勢いは鈍りがちだ。

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