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2012年11月15日木曜日

円下落、80円台前半=衆院解散決定で〔ロンドン外為〕(14日)

【ロンドン時事】14日のロンドン外国為替市場の円相場は、衆議院の解散・総選挙が決まった事を受けて円売りが進展、約1週間ぶりに1ドル=80円台まで下落した。
午後4時現在は80円20~30銭と、前日午後4時(79円40~50銭)比80銭の円安・ドル高。

野田佳彦首相がこの日の党首討論で16日の衆院解散を表明、総選挙は来月16日に実施されることが正式に決まった。
市場では、総選挙を受けて自民党が政権を奪取すれば、「日銀に対し一段の金融緩和圧力を強める」(邦銀筋)との見方が支配的。
こうした思惑から円売りが優勢となり、円はジリジリと水準を切り下げた。

今後の節目は、今月2日につけた今年4月以来の安値80円68銭。
もっとも市場では、米国の減税失効と歳出自動削減が重なる「財政の崖」問題を背景にドル売り圧力も指摘されており、別の邦銀関係者は「解散・総選挙を受けた円安も一時的な反応ではないか」との見方を示した。

一方、ユーロは対ドルではもみあい。
ギリシャ支援問題の前進をはやしユーロを買い戻す動きも見られるが、なお先行き不透明感も強く方向感に欠ける展開だった。
午後4時現在の対ドル相場は1ユーロ=1.2725~2735ドル(前日午後4時は1.2705~2715ドル)。
対円では同102円05~15銭(100円90銭~101円00銭)。

他の欧州通貨はポンドが1ポンド=1.5840~5850ドル(1.5885~5895ドル)、スイス・フランが1ドル=0.9455~9465フラン(0.9470~9480フラン)。

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