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2012年11月16日金曜日

円下落、半年ぶり81円台〔ロンドン外為〕(15日)

【ロンドン時事】15日のロンドン外国為替市場の円相場は、日銀の追加金融緩和観測の拡大を背景に円売りが加速、一時1ドル=81円46銭まで下落した。
81円台をつけるのは、4月27日以来約6カ月半ぶり。
午後4時現在は81円05~15銭と、前日午後4時(80円20~30銭)比85銭の円安・ドル高。

この日は、12月16日実施の総選挙後の次期首相有力候補とされる自民党の安倍晋三総裁が日銀に「無制限の金融緩和」を求めたと報じられ、前日にも増して日銀の追加緩和観測が拡大。
同発言をきっかけに円売りが加速し、当市場入り後もこれを材料に円はジリジリと水準を切り下げた。

市場では、米国の減税失効と歳出削減が重なる「財政の崖」問題を背景に、「少し円売りが過熱しすぎ」(邦銀筋)とドル売り圧力を指摘する声も出ているが、一方で「総選挙までは円安トレンド」(別の邦銀筋)との見方も。
ある市場関係者は、米大統領選挙やギリシャ問題が一段落する中、当面は日本の政局絡みの動きをにらんだ展開が続くとの見通しを示した。

一方、ユーロは対円のほか、対ドルでも堅調。
午後4時現在の対ドル相場は1ユーロ=1.2790~2800ドル(前日午後4時は1.2725~2735ドル)。
対円では同103円70~80銭(102円05~15銭)。

他の欧州通貨はポンドが1ポンド=1.5870~5880ドル(1.5840~5850ドル)、スイス・フランが1ドル=0.9410~9420フラン(0.9455~9465フラン)。

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