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2012年12月1日土曜日

円、82円台半ば=ユーロは107円台〔ロンドン外為〕(30日)

【ロンドン時事】週末30日のロンドン外国為替市場の円相場は、根強い日銀の追加金融緩和観測を背景に円売りが優勢、1ドル=82円台半ばの安値圏でのもみ合いとなった。
午後4時現在は82円40~50銭と、前日午後4時(82円10~20銭)比30銭の円安・ドル高。

また対ユーロでは一時1ユーロ=107円67銭と、4月23日以来の安値を更新。
午後4時現在は107円20~30銭(前日午後4時は106円60~70銭)。
ユーロの対ドル相場は同1.3000~3010ドル(前日午後4時は1.2975~2985ドル)。

自民党の安倍晋三総裁がこの日の党首討論会で、改めて日銀に追加緩和を求めていく姿勢を強調。
発言内容自体に「新味はない」(市場筋)ものの、市場では日銀が年明けにも追加緩和に踏み切るとの観測も浮上しており、当市場入り後も円は軟調な展開となった。

もっともドルをめぐっては、米国の「財政の崖」問題への懸念から上値も重い状態。
この日発表された11月の米個人消費支出やシカゴISM(サプライ管理協会)の景況指数伸び悩みなどを背景に、終盤に円が小幅に買い戻される場面も見られた。

来週には雇用統計をはじめ米欧で主要経済指標の発表も相次ぐことから、市場からはドル円のほかユーロ相場を含め、「全般に方向感を出しづらい」(邦銀筋)との指摘が聞かれた。

他の欧州通貨はポンドが1ポンド=1.6020~6030ドル(1.6035~6045ドル)、スイス・フランが1ドル=0.9260~9270フラン(0.9270~9280フラン)。

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