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2013年1月26日土曜日

円急落、一時91円台=約2年7カ月ぶり安値〔ロンドン外為〕(25日)

【ロンドン時事】週末25日のロンドン外国為替市場の円相場は、改めて強まった日銀の追加緩和観測などを背景に急落、一時1ドル=91円20銭と2010年6月21日以来約2年7カ月ぶりの安値をつけた。
午後4時現在は90円95銭~91円05銭と、前日午後4時(89円95銭~90円05銭)比1円の円安・ドル高。
また円は対ユーロでも売られ、1ユーロ=122円78銭と11年4月11日以来約1年9カ月ぶりの水準まで下げた。
同時刻現在は同122円55~65銭と前日午後4時(120円30~40銭)比2円25銭の円安・ユーロ高。
2012年12月の日本の全国消費者物価指数(CPI)が2カ月連続のマイナスとなったことで、市場では2%の物価目標を掲げる日銀が一段と緩和姿勢を強めるとの観測が拡大。
また政府要人から円安進行を容認する発言が相次いだことも「円売りの安心感」(市場筋)につながった。
このほか、欧州中央銀行(ECB)が危機対応で供給した長期資金の前倒し返済額が市場予想を上回り、欧州債務問題への懸念が後退。
独の景況感指数改善もにらみリスク志向が強まり、相対的に安全資産とされる円売りにつながった。
一方、ユーロは対円のほか対ドルでも買われ、12年2月末以来の高値へ上伸。
午後4時現在は1ユーロ=1.3470~3480ドル(前日午後4時は1.3370~3380ドル)。
他の欧州通貨はポンドが1ポンド=1.5800~5810ドル(1.5780~5790ドル)、スイス・フランが1ドル=0.9225~9235フラン(0.9295~9305フラン)。

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