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2013年1月26日土曜日

円、91円台に急落〔NY外為〕(25日朝)

【ニューヨーク時事】週末25日のニューヨーク外国為替市場の円相場は、日銀の追加緩和観測が改めて強まったことを背景に一段安となっている。
一時1ドル=91円20銭と2010年6月中旬以来約2年7カ月ぶりの安値まで下落。
対ユーロでは11年4月中旬以来1年9カ月ぶりに1ユーロ=122円70銭まで落ち込んだ。
午前9時10分現在は1ドル=90円90銭~91円00銭で、前日午後5時(90円27~37銭)比63銭の円安・ドル高。
日本の2012年12月の全国消費者物価指数(CPI)が2カ月連続で前年比マイナスとなり、デフレ傾向が浮き彫りとなった。
また、白川方明総裁が物価目標2%の達成は相当の努力を要すると発言。
市場では日銀が一段の金融緩和に踏み込むとの思惑が改めて浮上した。
さらに、麻生太郎財務・金融相が最近の円安の進行を容認する発言を行ったことも響き、海外市場では円売り・ドル買いが活発化。
ニューヨーク市場入り直前に91円台に下落した。
ユーロは、対主要通貨で堅調に推移。
欧州中央銀行(ECB)が満期3年の長期資金供給オペ(公開市場操作)で資金調達した欧州の銀行のうち278行が満期を待たずに約1372億ユーロを前倒しで返済すると発表。
さらに、1月のドイツIFO景況指数が3カ月連続で上昇したことも好感され、対ドルで1ユーロ=1.3470ドルと12年2月末以来11カ月ぶりの高値を付けた。
同時刻現在同1.3460~3470ドル(前日午後5時は1.3372~3382ドル)、対円では同122円40~50銭(同120円79銭~89銭)。

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