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2013年2月12日火曜日

ドル、94円台前半維持=米財務次官発言を好感〔東京外為〕(12日正午)

連休明け12日午前の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、ブレイナード米財務次官が、「デフレ脱却を目指す日本の努力を支持する」と述べたことを好感して、1ドル=94円台前半に急伸した海外市場の地合いを維持している。
正午現在は、94円29~29銭と前週末(8日午後5時、92円77~78銭)比1円52銭の大幅ドル高・円安で推移している。
米財務次官の発言後にファンド筋などのドル買い・円売りが強まり、海外では約1円ドル高・円安が進んだ。
これを受けた東京市場は、利益確定の売りなども出てやや伸び悩んだが、「(下げ局面では)すかさずドル買い・円売りが入り、この流れに逆らうのは難しい」(大手邦銀)といい、米財務次官発言を材料に目先95円を試すとの見方を強めている。
甘利経済再生担当相の「(日経平均株価)1万3000円を目指して頑張る」との発言や、次期日銀総裁の有力候補とされる黒田東彦アジア開発銀行(ADB)総裁が、「デフレの日本が金融緩和をするのは当たり前。
金融緩和をしたときに為替レートに影響あるのはいつものこと」と述べたことも、ドル円を下支えしている。
ユーロは、米財務次官発言を受けて円が売られた結果、対円では上昇したが、対ドルでは小動き。
前週はドラギECB総裁の「為替レートは成長と物価安定にとって重要」発言を契機に売られたが、その後は底堅く推移している。
正午現在は、1ユーロ=126円33~35銭(前週末午後5時、124円29~30銭)、対ドルで1.3398~3400ドル(同1.3396~3398ドル)。

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