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2013年3月20日水曜日

欧州市場サマリー(19日)

1342GMT 18日終盤
ユーロ/ドル<EUR=> 1.2942 1.2954
ドル/円<JPY=> 95.270 95.200
ユーロ/円<EURJPY=> 123.33 123.33
<p />19日終値 前営業日終値
株 FT100 6441.32(‐16.60) 6457.92
クセトラDAX 7947.79(‐62.91) 8010.70
金 現物午後値決め 1610.75 1603.75
<p />(カッコ内は先物が欧州市場の前営業日終値比、現物が前営業日終盤)
先物
3カ月物ユーロ(6月限) 99.68 (‐0.10) <FEIM3>
独連邦債2年物(6月限) 110.78 (+0.05) <FGBSM3><0#FGBS:>
独連邦債5年物(6月限) 126.50 (+0.26) <FGBMM3><0#FGBM:>
独連邦債10年物(6月限) 144.67 (+0.73) <FGBLM3><0#FGBL:>
独連邦債30年物(6月限) 135.74 (+2.50) <FGBXM3><0#FGBX:>
<p />現物利回り
独連邦債2年物 -0.001 (0.023) <DE2YT=TWEB><0#DE2YT=TWEB>
独連邦債5年物 0.337 (0.384) <DE5YT=TWEB><0#DE5YT=TWEB>
独連邦債10年物 1.343 (1.407) <DE10YT=TWEB><0#DE10YT=TWEB>
独連邦債30年物 2.205 (2.306) <DE30YT=TWEB><0#DE30YT=TWEB>
<為替> ユーロが対ドルで小幅下落、3カ月ぶり安値近辺で推移した。
キプロス議会の預金課税法案採決の行方が注目されるなか、ユーロ圏の不安定への懸念が再燃した。

ユーロ/ドルは18日に、3カ月ぶり安値の1.2882ドルをつけている。

3月の独ZEW景気期待指数は予想をやや上回り、ユーロが一時上昇したが、キプロス不安が重荷となった。

ドル/円は0.1%高の95.31円。
市場では、キプロス情勢が悪化すれば安全資産とされる円が再び買われるとの見方も聞かれる。

<株式> ロンドン株式市場は続落した。
キプロスの議会が支援策を否決するとの懸念から銀行株が下落、投資家心理の重しとなり、午後の取引で下げ幅を拡大した。

銀行株は0.9%安で引け、相場を押し下げた。
アナスタシアディス大統領が、議会は法案を否決するとの見通しを記者団に示したことが嫌気された。

トレーダーの1人は「だれも(支援策に)賛成票を投じないとの報道で、滅茶苦茶になった」と指摘。
「採決がなければ、支援もまったく受けられない。
銀行がその被害をまともに受ける」と話した。

鉱山株<.FTNMX1770>が3.4%安で下げが目立った。
豪州の大手鉄鉱石会社の幹部らが、中国の鉄鋼生産が鈍っており、価格が低下すると警鐘を鳴らして売られた。

中国需要の弱含みやキプロス危機の広がりへの警戒感から、銅価格は4カ月ぶり安値に低下した。

リオ・ティント<RIO.L>は5.2%安で下げがきつく、英豪系資源大手BHPビリトン<BLT.L>も3.5%安だった。
ゴールドマン・サックスが鉄鉱石価格の見通しを引き下げ、両社の投資判断をそれぞれ「売り」と「ニュートラル」に引き下げたことが材料視された。

メキシコの銀生産大手フレスニロ<FRES.L>も3.4%安で下げが大きかった。
ドイツ銀行が同社の投資判断を「ホールド」から「売り」に引き下げたことを嫌気した。

アナリストらへのロイター調査によると、FT100種総合株価指数は年末までに6750まで上昇すると見込まれている。

欧州株式市場は続落。
キプロスが金融支援策を否決し、銀行の破たんやユーロ圏への波及を招く恐れがあるとの懸念が重しとなった。

キプロス議会が銀行預金課税を盛り込んだ100億ユーロの金融支援策を否決し、支援を受けることができなければ、ソブリンデフォルト(債務不履行)やユーロ離脱のリスクもあるとアナリストは指摘している。

FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は4.83ポイント(0.40%)安の1194.91。

DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は33.51ポイント(1.24%)安の2671.96。

投資家のリスク回避の度合いを示すVSTOXX指数は前週末比で37%上昇し、2日間の上昇率としては1年半ぶりの大きさとなった。

銀行株の下げがきつく、STOXXユーロ圏銀行株指数<.SX7E>は4%安。
キプロス情勢を受けて投資家がイタリアやスペインから資金を引き揚げる可能性があるとの懸念から、一時は3カ月ぶり安値をつける場面もあった。

国別ではギリシャ市場<.ATG>が3.9%安と大きく下げた。
キプロス市場は休場だった。

<ユーロ圏債券> 独連邦債価格が上昇。
2年物利回りはマイナスとなった。
キプロス議会による銀行預金課税法案の採決が待たれるなか、投資家の間で質への逃避が広がった。

大和キャピタル・マーケッツの経済調査部長、クリス・シクルナ氏は「議会が法案を承認すれば市場も安心するだろう」と述べた。

独連邦債先物は71ティック高の144.65。
10年債利回りは6ベーシスポイント(bp)低下し1.346%。

こうしたなか、2年債利回りは1月初旬以来のマイナスとなった。
直近では2.4bp低下しマイナス0.002%。
ある市場関係者は「典型的なリスクオフ相場だ」と述べた。

周辺国の国債利回りは上昇し、イタリアの10年債利回りは9.8bp上昇し4.73%。
スペインの10年債利回りは6bp上昇し5.05%。
ただ、ECBの債券買い入れプログラムによる下支えもあり、キプロス不安が大きく響いている状況ではないという。

[東京 20日 ロイター]

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