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2013年3月20日水曜日

円、94円台後半〔ロンドン外為〕(19日)

【ロンドン時事】19日のロンドン外国為替市場の円相場は、キプロス問題をにらみ午後に入って再び円が買い戻され、1ドル=94円台後半で強含みに推移した。
午後4時現在は94円80~90銭と、前日午後4時(94円85~95銭)比05銭の円高・ドル安。
ユーロ圏諸国が18日、キプロスに対する金融支援の条件とした預金削減措置の修正方針を転換したものの、この日夕方の関連法案の議会採決を前になお事態は流動的。
市場では、法案延期や財務相辞任観測が浮上しているほか、一部では同国のユーロ圏離脱に関するうわさも出ており、終盤にかけて投資家のリスク回避姿勢が再燃した。
このため東京市場でこそ円は95円70銭台まで売られたが、当市場入り後は再び強含み、終盤に一段高となった。
ある邦銀筋は「市場の関心がキプロス問題に集中し、地合いが急速に悪化した」と指摘した。
ユーロも終盤に値を崩した。
市場からは、「キプロス問題の動静次第だが、1ユーロ=1.28ドル台半ばを割り込むと下げが加速する可能性がある」(市場筋)との声が出ていた。
ユーロの対ドル相場は午後4時現在1ユーロ=1.2885~2895ドル(前日午後4時は1.2955~2965ドル)。
対円では同122円15~25銭(122円95銭~123円05銭)。
他の欧州通貨はポンドが1ポンド=1.5110~5120ドル(1.5105~5115ドル)、スイス・フランが1ドル=0.9450~9460フラン(0.9445~9455フラン)。

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