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直近の決算発表予定

2013年3月4日月曜日

さくら投資顧問(3/4)

●相場概況 - 週末終値(前週末比)
 日経平均     11606.38(+220.44)
 NYダウ     14089.66(+89.09)
 米ドル/円    93.56(+0.15)
 ユーロ/円    121.85(-1.32)
 ユーロ/米ドル  1.3021(-0.0165)
 米国債(10年) 1.845%(-0.115)
 米国債(30年) 3.055%(-0.096)
 WTI原油先物  90.68(-2.45)
 NY金      1572.30(-0.50)
今週の注目指標
●3/4(月)
2月PMI建設業(英)18:30
前回 → 48.7
●3/5(火)
1月小売売上高 [前月比](豪)9:30
前回 → -0.2%
RBAキャッシュターゲット(豪)12:30
前回 → 3.00%
2月PMIサービス業(英)18:30
前回 → 51.5
1月小売売上高 [前月比](ユーロ)19:00
前回 → -0.8% (修正 -0.9%)
1月小売売上高 [前年比](ユーロ)19:00
前回 → -3.4% (修正 -3.6%)
2月ISM非製造業景況指数(米)24:00
前回 → 55.2
●3/6(水)
第4四半期GDP [前期比](豪)9:30
前回 → +0.5%
第4四半期GDP [前年比](豪)9:30
前回 → +3.1%
2月ADP全国雇用者数(米)22:15
前回 → +19.2万人
加中銀政策金利発表(加)24:00
前回 → 1.00%
米ベージュブック(米)28:00
●3/7(木)
日銀金融政策決定会合
前回 → 0.00-0.10%
1月貿易収支(豪)9:30
前回 → -4.27億AUD
BOE政策金利発表(英)21:00
前回 → 0.50%
欧州中銀金融政策発表(ユーロ)21:45
前回 → 0.75%
1月貿易収支(米)22:30
前回 → -385億USD
新規失業保険申請件数(米)22:30
前回 → 34.4万件
●3/8(金)
1月鉱工業生産 [前月比](独)20:00
前回 → +0.3%
2月非農業部門雇用者数(米)22:30
前回 → +15.7万人
2月失業率(米)22:30
前回 → 7.9%
2月雇用ネット変化(加)22:30
前回 → -2.19万人
2月失業率(加)22:30
前回 → 7.0%
今週の相場観 by.植木良太(FX専業トレーダー)

■ 日銀総裁人事とユーロ爆弾の投下!
先週は、週明けとその翌日に大きな乱高下がありました。
まず、先週何が起こったのかを再確認しておきたいと思います。
週明けの月曜日ですが、安倍首相はじめ政府は
日米首脳会談から帰国後に"黒田東彦"アジア開発銀行総裁を
次期日銀総裁に起用する方向で調整をしている、
ということがわかりました。
財務省OBの武藤氏や民間からは岩田氏など
様々な日銀総裁候補が乱立しておりましたが、
黒田アジア開発銀行総裁に白羽の矢が立ちました。
武藤氏は残念ながら今回も落選です。。
岩田氏は日銀総裁ではなく副総裁候補としての
起用を考えていることもわかりました。
(もう一人の副総裁候補は中曽現日銀理事)
これにより、月曜日の円相場はUSD/JPYが
93円半ば→94円半ばと1円程のギャップアップで開始し、
EUR/JPYも123円半ば→125円付近までといずれも
大きくギャップアップで始まり市場は株高円安で反応しました。
これにはビックリされた方も多かったのでは?と思います。
黒田氏は財務省OBなのですが、積極的な金融緩和派のため
市場で好感された結果株高・円安に繋がりました。
(市場は元々候補だった武藤氏が日銀総裁有力になると円高、
逆に後退すると円安に動きました)
28日(木)には、国会に次期日銀総裁に黒田氏、
副総裁に中曽氏と岩田氏を起用する人事案が提示されました。
これからは与野党での本格的に攻防(駆け引き)に
入っていきます。
※近日中に「日銀総裁人事」に関するレポートを
会員の皆様へお届けしたいと思っております。
詳しくはそちらでご確認下さい。
と、ここまでは円安基調で良かったのですが…。
またまた、ユーロが爆弾を投下してきました。
G20からユーロ圏の反撃は凄まじいですね。
ユーロ圏は相当お怒りのようです。
それは先週も少し触れたのですが、
「イタリアの総選挙」のことです。
イタリア総選挙については先週何度も書いていますが、
下院で中道左派連合が中道右派連合を破り、
上院では過半数の議席を確保できずに連立が必要になる
可能性があるといったイタリアの政局不安を背景に、
USD/JPYは94円台から91円台へ、EUR/JPYは124円台から119円台へと
大幅なユーロ売り/円買いとなり円相場は大きく円高へ動きました。
これも月曜日の大きなギャップアップ同様、
火曜日の朝はすごくビックリした方も多いでしょう。
たった一日で、相場の形が全く正反対になりましたしね…。
その後もイタリア国債の入札にて利回りは上昇するものの、
調達額は目標額に到達したことで落ち着くと気配も見せながら、
連立の是非を巡って未だに混乱しており、
現在のところ中道左派連合(ベルサニ氏)は中道右派(ベルルスコーニ氏)と
大連立を組むことはないとの考えを示しており、
再選挙の可能性も否定できないのでこの後も注意が必要です。
結局、先週はイタリアの問題を残しつつも
週末の米国市場はダウが14,089.66ドルと、
5年5カ月ぶりの高値を更新して終了しました。
さて、今週は月初めということで、
米国の重要指標が目白押しで欧州関連の金利政策会合、
豪州の重要指標や金利政策と、今週はイベントでいっぱいです。
特に、現在はイタリア情勢が不安定なので、
木曜日の欧州中銀金融政策発表、そしてドラギ総裁の会見が気になります。
(ドラギ総裁、今年はモンテの損失隠し問題など
イタリアに振りまわされていますね・・・)
〜米国〜
●3/5(火)
2月ISM非製造業景況指数(米)24:00
前回 → 55.2
●3/6(水)
2月ADP全国雇用者数(米)22:15
前回 → +19.2万人
米ベージュブック(米)28:00
●3/7(木)
1月貿易収支(米)22:30
前回 → -385億USD
新規失業保険申請件数(米)22:30
前回 → 34.4万件
●3/8(金)
2月非農業部門雇用者数(米)22:30
前回 → +15.7万人
2月失業率(米)22:30
前回 → 7.9%
先週末の2月ISM製造業景況指数は予想よりも良く、
米国の経済指標は最近良い結果が多いです。
そう考えると今週の経済指標等も期待しちゃいますが、
思い込みは禁物ですので油断せずに臨みましょう。
〜欧州〜
●3/4(月)
2月PMI建設業(英)18:30
前回 → 48.7
●3/5(火)
2月PMIサービス業(英)18:30
前回 → 51.5
1月小売売上高 [前月比](ユーロ)19:00
前回 → -0.8% (修正 -0.9%)
1月小売売上高 [前年比](ユーロ)19:00
前回 → -3.4% (修正 -3.6%)
●3/7(木)
BOE政策金利発表(英)21:00
前回 → 0.50%
欧州中銀金融政策発表(ユーロ)21:45
前回 → 0.75%
●3/8(金)
1月鉱工業生産 [前月比](独)20:00
前回 → +0.3%
ポイントは、イタリア問題を踏まえての
欧州中銀金融政策発表とドラギ総裁の会見でしょうが、
英国(BOE)の動きにも注意です。
BOE議事録にて資産買い入れのメンバーが増えてきた件など、
G20後の欧州圏の通貨安強調ムードが強いことは
しっかりと頭に入れて臨みたいものです。
〜豪州〜
●3/5(火)
1月小売売上高 [前月比](豪)9:30
前回 → -0.2%
RBAキャッシュターゲット(豪)12:30
前回 → 3.00%
●3/6(水)
第4四半期GDP [前期比](豪)9:30
前回 → +0.5%
第4四半期GDP [前年比](豪)9:30
前回 → +3.1%
●3/7(木)
1月貿易収支(豪)9:30
前回 → -4.27億AUD
豪州もRBA議事録や前回の声明にて
利下げの余地には触れておりますので、
G20後、活発になりつつ各国の通貨安の動きには
十分警戒が必要になります。
また、日銀総裁を巡る動きも活発になりそうですから、
今週は相場が動きやすい材料が揃っており注意が必要ですね。
(ちなみに日銀金融政策決定会合は白川総裁最後の会合で、
今回も前回同様に無風状態かと思います)
今週も頑張っていきましょう。
先週の注目指標(結果)
●2/26(火)
1月新築住宅販売件数(米)24:00
前回 → 36.9万件 (修正 37.8万件)
結果 → 43.7万件
1月貿易収支(NZ)30:45
前回 → -4.86億NZD (修正 +5.34億NZD)
結果 → -3.05億NZD
●2/27(水)
1月耐久財受注 [前月比](米)22:30
前回 → +4.6% (修正 +4.3%)
結果 → -5.2%
1月耐久財受注 [前月比:除輸送用機器](米)22:30
前回 → +1.3% (修正 +1.0%)
結果 → +1.9%
●2/28(木)
第4四半期民間設備投資(豪)9:30
前回 → +2.8% (修正 +1.1%)
結果 → -1.2%
2月失業者数(独)17:55
前回 → -1.6万人 (修正 -1.4万人)
結果 → -0.3万人
2月失業率(独)17:55
前回 → 6.8% (修正 6.9%)
結果 → 6.9%
2月消費者物価指数・速報 [前月比](独)22:00
前回 → -0.5%
結果 → +0.6%
2月消費者物価指数・速報 [前年比](独)22:00
前回 → +1.7%
結果 → +1.5%
新規失業保険申請件数(米)22:30
前回 → 36.2万件 (修正 36.6万件)
結果 → 34.4万件
2月シカゴ購買部協会景気指数(米)23:45
前回 → 55.6
結果 → 56.8
●3/1(金)
2月PMI製造業(英)18:30
前回 → 50.8 (修正 50.5)
結果 → 47.9
2月消費者物価指数・速報 [前年比](ユーロ)19:00
前回 → +2.0%
結果 → +1.8%
1月失業率(ユーロ)19:00
前回 → 11.7% (修正 11.8%)
結果 → 11.9%
12月GDP [前月比](加)22:30
前回 → +0.3%
結果 → -0.2%
第4四半期GDP [前期比年率](加)22:30
前回 → +0.6% (修正 +0.7%)
結果 → +0.6%
2月ISM製造業景況指数(米)24:00
前回 → 53.1
結果 → 54.2

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