為替ニュース

直近の決算発表予定

2013年3月4日月曜日

東京マーケット・サマリー(4日)

レートは終値(前日比または前週末比)、安値─高値
<外為市場>
ドル/円<JPY=> ユーロ/ドル<EUR=> ユーロ/円<EURJPY=>
午後5時現在 93.43/45 1.3007/11 121.53/57
NY午後5時 93.55/62 1.3019/24 121.82/86
午後5時のドル/円は、前週末のニューヨーク市場午後5時時点に比べて小幅ドル安/円高の93円前半。
日銀総裁候補の黒田東彦アジア開発銀行(ADB)総裁が所信聴取に臨んだが、市場参加者の事前の期待が高すぎたことで、同氏の発言が伝わると利益確定のドル売りが先行した。
中国市場で上海株が大きく下落したことや利下げ観測を受け、豪ドルは約8カ月ぶりの安値を付けた。

<株式市場>
日経平均 11652.29円(45.91円高)
11613.59円─11767.68円
東証出来高 31億1886万株
東証売買代金 2兆0180億円
東京株式市場で日経平均は3日続伸。
取引時間中に日経平均は約4年半ぶりに1万1700円台を回復、TOPIXは約2年11カ月ぶりに1000ポイントを回復する場面があった。
日銀による金融緩和期待を背景に、倉庫や不動産、金融などの内需関連が引き続き物色され、円安を背景に輸出株の一角も堅調だった。
ただし、大証のシステム障害が重しとなり伸び悩む場面があった。

東証1部騰落数は、値上がり1083銘柄に対し、値下がりが497銘柄、変わらずの119銘柄だった。

<短期金融市場> 17時10分現在
無担保コール翌日物金利 0.087%(速報ベース)
3カ月物国庫短期証券流通利回り ──
ユーロ円3カ月金利先物(6月限) 99.810(+0.015)
安値─高値 99.805─99.810
無担保コール翌日物は0.075─0.08%中心の取引。
法人税揚げ日を迎えたが、当座預金残高が高水準を維持しており、資金ニーズは限られた。
レポ(現金担保付債券貸借取引)GCレートはT+1が0.081%に低下。
東京銀行間取引金利(TIBOR)は、3カ月物、6カ月物ともに低下。
日銀が実施した共通担保資金供給(基金)オペ(3月6日─3月27日)は札割れを回避した。
ただ、応札倍率は1.14倍と低水準。

ユーロ円3カ月金利先物は堅調。
中心限月2013年6月限は前営業日清算値比1.5ティック高の99.810。
日銀の大胆な金融緩和への期待が買いを促した。

<円債市場>
10年国債先物中心限月・3月限(東証) 145.32(+0.27)
安値─高値 145.06─145.32
10年最長期国債利回り(日本相互証券引け値) 0.605%(─0.050)
安値─高値 0.645─0.600%
国債先物は大幅続伸。
前週末の欧米市場で債券が買われた流れを引き継いで買いが先行。
黒田東彦・日銀総裁候補が衆議院運営委員会の所信聴取で国債のより長期のものを大量に買うことが自然と述べるなど、大胆な金融緩和への期待が高まったことも買いを促した。
買いの勢いは後場にさらに強まり、中心限月として史上最高値を更新。
3月限は一時145円32銭まで買われた。
現物債も堅調。
超長期/長期ゾーンへの利回り低下圧力は強く、30年37回債は1.675%と2003年7月以来の低水準で推移した。
10年最長期国債利回り(長期金利)も0.6%ちょうどと、2003年6月以来の水準に低下した。
5年債利回りも節目の0.1%を割り、過去最低の0.095%に低下した。
黒田氏の発言から基金による買い入れ年限の長期化や輪番オペと言われる国債買い入れに関しても超長期/長期ゾーンの買い入れ額が増額されるとの見方が強まっており、持たざるリスクも見られたとの声が聞かれた。
銀行勢を中心にした投資家の需要が一気に強まった。
国債先物中心限月3月限の大引けは、前営業日比27銭高の145円32銭。

<クレジット市場>
政保債(地方公)10年 2.0─2.5bp 銀行債(みずほ)5年 13─14bp
地方債(都債) 10年 3.0─3.5bp 電力債(東電)10年 ─ ─ ─bp
クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場で、指標となるiTraxxJapanシリーズ18にタイト化圧力がかかった。
プレミアムは121ベーシスポイント(bp)と、前週末引け(123bp)から2bp低い水準で取引が成立。
政府が次期日銀総裁の候補者に指名した黒田東彦・アジア開発銀行(ADB)総裁は追加金融緩和に意欲的な姿勢を示したことで、4日のマーケットが円安・株高に反応。
シリーズ18には信用リスクを取るプロテクション売りのポジションが入りやすい状況になった。
もっとも、発言内容が想定内だったことで、円安に歯止めがかかかり、株価も伸び悩んだこともあって、一段のタイト化には至らなかったという。

<スワップ市場>
スワップ金利(17時9分現在の気配)
2年物 0.25%─0.15%
3年物 0.25%─0.15%
4年物 0.27%─0.17%
5年物 0.31%─0.21%
7年物 0.46%─0.36%
10年物 0.75%─0.65%
[東京 4日 ロイター]

0 件のコメント:

コメントを投稿

ブログ アーカイブ