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2013年3月11日月曜日

ドル堅調、96円台前半=利益確定売りこなす〔東京外為〕(11日正午)

週明け11日午前の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、米雇用統計改善による急伸を受けた利益確定などの売りをこなし、1ドル=96円台前半で堅調に推移した。
正午現在は96円21~24銭と前週末(午後5時、95円39~40銭)比82銭のドル高・円安で推移している。
朝方のオセアニア市場では、前週末のニューヨーク市場終盤にかけて買われた流れを引き継ぎ、96円20銭台まで上昇した。
東京市場に入ると、「利益確定などの売りが出た」(大手邦銀)ことから一時95円90銭台まで下げる場面もみられたものの、買い遅れている市場参加者も多いことから、間もなく96円台を回復するなど底堅く推移した。
FXプライムの柳澤浩チーフアナリストは「米国株の上昇が続く限りは、ドルは下がりにくい」と指摘している。
午前中は次期日銀総裁候補の黒田東彦アジア開発銀行(ADB)総裁に対する参院の所信聴取が行われたが、「前週の衆院での所信聴取の内容と変わらない」(柳澤氏)と受け止められ、為替相場への影響はなかったもようだ。
黒田氏は、「現状では2%の物価目標の早期達成は難しい。
さらなる金融緩和が必要だと思っている」などと表明した。
ユーロは対円で小幅上昇、対ドルでは大幅下落。
対ドルでは、米雇用統計の好調を受けたドル買い・ユーロ売りや、フィッチのイタリア格下げなどが重しとなっている。
正午現在は1ユーロ=125円14~17銭(前週末午後5時、124円83~88銭)、対ドルで1.3005~3006ドル(同1.3087~3088ドル)。

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