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2013年4月19日金曜日

欧州株式市場サマリー(18日)

(カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン)<.FTSE>
終値 6243.67(‐0.54)
前営業日終値 6244.21(‐60.37)
クセトラDAX指数(フランクフルト)<.DAX>
終値 7473.73(‐29.30)
前営業日終値 7503.03(‐179.55)
CAC40種平均指数(パリ)<.FCHI>
終値 3599.36(+0.13)
前営業日終値 3599.23(‐86.56)
<ロンドン株式市場> 当初は反発していたものの午後になり金融株の売りに押され、5日続落して終了した。
ただディフェンシブ銘柄が底堅く推移したことで下げ幅は限定された。

午前の取引で株価指数は0.5%上昇していたものの、四半期決算を発表した米モルガン・スタンレー(Mスタンレー)<MS.N>が米株式市場で売られ、さらに一連の米経済指標が思わしくなかったことで、ロンドン市場は下落に転じた。

CMCマーケッツのシニア・セールス・トレーダー、マット・バシ氏は、銀行株や鉱山株が売られている時は、ディフェンシブ銘柄に資金が流れやすいと指摘。
金融機関の決算については市場は「質」に注目しているとし、「このため、少しでも懸念が出ればリスク回避の動きが見られる状況となっている」と述べた。

金融株の下落によりFT100種指数は12.8ポイント押し下げられた。

鉱山関連株も売られ、ユーラシアン・ナチュラル・リソーシズ<ENRC.L>は4.3%安。
鉱山株指数<.FTNMX1770>は0.2%低下した。

一方、製薬大手グラクソ・スミスクライン(GSK)<GSK.L>は3.1%高。
米食品医薬品局(FDA)の諮問委員会は前日、同社が米バイオ医薬品会社セラバンス<THRX.O>と共同で開発した肺疾患治療用新薬「ブレオ・エリプタ」についてFDAに承認を勧告。
これを受け、ドイツ銀行やナティクシスなどが目標株価を引き上げたことが好感された。

ボーダフォン・グループ<VOD.L>は1.7%高。
ベライゾン・ワイヤレスの株式を、合弁相手の米ベライゾン・コミュニケーションズ<VZ.N>に売却するとの観測が再燃したことが材料となった。

<欧州株式市場> ほぼ変わらず。
企業業績をめぐる不安が相場の重しとなった。

FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は0.38ポイント(0.03%)安の1147.38。
小幅ながら5日続落となった。
4月に入ってから3.5%下落している。

DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は2.01ポイント(0.08%)高の2555.50。

銀行株<.SX7P>が1.1%安と軟調。
仏ソシエテ・ジェネラル<SOGN.PA>は3.5%下落した。
モルガン・スタンレー<MS.N>の決算が売りにつながったという。

さえない決算が嫌気されフィンランドのノキア<NOK1V.HE>は8.3%急落した。

トムソン・ロイター・スターマインの調べによると、STOXX欧州600<.STOXX>企業の第1・四半期業績は予想を3.9%下回る見込み。

複数の米経済指標が予想に届かなかったことも市場心理の悪化につながったという。

一方、スイスの農薬メーカー、シンジェンタ<SYNN.VX>は3%高。
四半期の売上高が底堅かったことが好感された。
化学株<.SX4P>は0.6%高。

過去数カ月間、企業の合併・買収(M&A)が活発化する兆しも見られるものの、成長見通しがさえないため、完全な復調には至っていないとみられている。

デクシア・アセットマネジメントの代替投資次長、ソフィー・エルクリーフ氏は「銀行システムの安定や経済成長の面で改善が見られれば、M&A動向にも変化が出てくるかもしれない」と述べた。

[東京 19日 ロイター]

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