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2013年4月5日金曜日

円急落、96円台=日銀緩和で3週ぶり安値〔ロンドン外為〕(4日)

【ロンドン時事】4日のロンドン外国為替市場の円相場は、日銀の新たな金融緩和策を受けて急落、一時1ドル=96円39銭と3月14日以来3週間ぶりの安値をつけた。
午後4時現在は96円35~45銭と、前日午後4時(92円80~90銭)比3円55銭の円安・ドル高。
日銀はこの日の金融政策決定会合で、マネー量と長期国債などの保有額を2年間で倍増させる「量的・質的金融緩和」の導入を決定した。
市場では、事前の見通しを上回る内容に「物価目標2%達成に向けた本気度が示された」(邦銀アナリスト)との評価が大勢。
東京市場で3円近く急落した円は、当市場入り後も欧州や米国の投資家が改めて日銀の強い緩和姿勢を織り込む形となり一段安を演じた。
市場では「改めて円安トレンドに入った」(市場筋)との見方が強く、ある邦銀筋は「(4年ぶりの)100円台も視野に入った」と指摘した。
一方でユーロは、欧州中央銀行(ECB)ドラギ総裁の会見を受けた利下げ観測を背景に、一時対ドルで1ユーロ=1.2745ドルと2012年11月下旬以来の水準まで急落。
その後は買い戻された。
午後4時現在のユーロの対円相場は1ユーロ=123円80~90銭(前日午後4時は119円25~35銭)。
ユーロの対ドル相場は同1.2850~2860ドル(1.2845~2855ドル)だった。
他の欧州通貨はポンドが1ポンド=1.5175~5185ドル(1.5130~5140ドル)、スイス・フランが1ドル=0.9455~9465フラン(0.9450~9460フラン)。

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