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2013年4月8日月曜日

ドル続伸、一時99円台=夕方にかけ騰勢強まる〔東京外為〕(8日午後5時)

8日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、日銀の金融緩和強化を背景に続伸し、市場関係者によると2009年5月以来約3年11カ月ぶりとなる1ドル=99円台近辺まで上昇した。
午後5時現在は98円84~85銭と前週末(午後5時、96円30~35銭)比2円54銭のドル高・円安。
朝方の東京市場はドル高が進んだオセアニア市場の流れを引き継ぎ、98円80銭前後で始まった。
日銀が4日に導入した新たな緩和策が改めて材料視された。
2月の貿易収支が8カ月連続の赤字となったこともドル買いを支援した。
仲値にかけては、輸出企業のドル売りが優勢となり、その後は98円60銭前後で上値が重い展開となったが、欧州勢参入後に再び騰勢が強まり、一時99円台に乗せた。
前週末発表の3月米雇用統計は市場予想を大きく下回ったが、「日銀の積極的な緩和措置で海外投資家が円安期待を高めており、雇用統計の結果を打ち消している」(大手外銀)という。
ただ、99円前後にはオプションが設定されているとの観測もあり、「東京時間は利益を確保する動きが広がった」(外為仲介業者)という。
欧米時間には、2月の独鉱工業生産などが発表される。
バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演やルー米財務長官とドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁らの会談も予定されており、欧米の景況感に対する発言などが注目されている。
ユーロは対円で約3年3カ月ぶりとなる1ユーロ=128円台まで上昇して始まった後、軟調に推移していたが、欧州勢参入後は買い戻されている。
午後5時現在は128円44~47銭(前週末午後5時、124円34~36銭)、対ドルで1.2994~2995ドル(同1.2907~2909ドル)。

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