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2013年4月9日火曜日

<市場>99円台前半続く

円相場が1ドル=100円の大台をうかがう展開となっている。
9日午前の東京外国為替市場は日銀の大胆な金融緩和を受けた円安・ドル高が進み、前日午後5時比で50銭程度、円が下落し1ドル=99円台前半での取引が続いた。
早朝には一時、約3年11カ月ぶりの円安水準となる1ドル=99円60銭台をつけ、100円が目前となった。
輸出関連企業の収益押し上げが期待できるものの、急激な円安は輸入物価上昇による家計圧迫の原因になる懸念もある。

円安基調を好感した東京株式市場は日経平均株価が大幅続伸。
一時前日終値比130円超高となる、取引時間中としては約4年8カ月ぶりの1万3300円台を回復した。

日銀は前日「量的・質的緩和」の柱である国債購入の買い入れを開始。
こうした動きを受け、円の先安感が市場にさらに浸透し、円安基調が止まらない状況が続いている。

JPモルガン・チェース銀行の棚瀬順哉チーフFXストラテジストは9日、「日銀の『異次元の緩和』を受け、為替相場も別次元に入ったような印象だ。
バブル的な円安の様相を帯びつつある」と語り、「年内にも1ドル=105円に向かうのではないか」との見方を示した。
東京株式市場では、輸出関連銘柄を中心に買いが入った。
【高橋慶浩、山口知】

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