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2013年5月11日土曜日

欧州株式市場サマリー(10日)

(カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン)<.FTSE>
終値 6624.98(+32.24)
前営業日終値 6592.74(+ 9.26)
クセトラDAX指数(フランクフルト)<.DAX>
終値 8278.59(+16.04)
前営業日終値 8262.55(+12.84)
CAC40種平均指数(パリ)<.FCHI>
終値 3953.83(+25.25)
前営業日終値 3928.58(‐27.70)
<ロンドン株式市場> 7営業日続伸し、5年半ぶりの高値を更新した。
通信大手BT<BT.L>がディフェンシブ銘柄を押し上げ、経済成長に敏感な銘柄を再びアウトパフォームした。

FT100種総合株価指数<.FTSE>は32.24ポイント(0.49%)高の6624.98。
終値は2007年10月以来の高値水準で、1999年につけた過去最高値をわずかに4.7%下回った。

景気への楽観論が広がると通常はアウトパフォームする商品関連銘柄は相場の押し下げ要因となったが、通信や生活必需品、ヘルスケアなどの銘柄の勢いが勝った。

通信株<.FTNMX6530>は10.4%上昇、年初来で31%高となった。
一方で鉱山株<.FTNMX1770>は2.3%安、年初来では12.6%下落した。

BTは12.3%高、約5年半ぶりの高値水準となった。
予想を上回る通年決算と堅調な見通しを示したことを好感した。

バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチはBTの決算を「非常に堅調」と評価、投資判断を「買い」に引き上げた。

各国の金融政策が支えとなって、過去最高値の更新も視野に入ったとの見方も出ている。

<欧州株式市場> 通信、ヘルスケア関連株に買いが入り上昇、主要指数は約5年ぶり高値で引けた。
市場では、相場には一段の上昇余地があり、短期的に下落に転じたとしても一時的なものになるとの見方が出ている。

FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は4.34ポイント(0.35%)高の1233.49で終了し、終値としては2008年半ば以来の高値を更新した。

DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は12.08ポイント(0.44%)高の2785.24。

ドイツのクセトラDAX指数<.DAX>は16.04ポイント(0.19%)高の8278.59で取引を終え、終値として過去最高値を更新した。

各国中銀の緩和措置を受け、国債利回りが低下。
株式に対する投資妙味が増している。
世界的に株高傾向となるなか、FTSEユーロファースト300種指数は年初から約10%上昇している。

一部アナリストからは、このところの上昇を受け株式相場は下落に対しぜい弱になっているとの見方も出ている。
ただ全般的なトレンドは良好な状態が続いているとみられている。

セントラル・マーケッツ・インベストメント・マネジメントの取引部門を率いるダレン・コートニー・クック氏は、「上昇した週は週末が近づくと利益確定の売りが出る可能性があるが、それでも押目買いが入る」と述べた。

STOXX欧州600通信株指数<.SXXP>は2.1%高。
好決算と増配が好感され英通信大手BT<BT.L>が12.3%高となったことで押し上げられた。

STOXX欧州600ヘルスケア指数<.SXDP>は1.2%高。
ノバルティス<NOVN.VX>は、米当局が同社の医薬品を認可したことが好感され、2.1%高で取引を終えた。

[東京 11日 ロイター]

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