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2013年5月8日水曜日

欧州市場サマリー(7日)

1253GMT 6日終盤
ユーロ/ドル<EUR=> 1.3113 1.3074
ドル/円<JPY=> 99.230 99.330
ユーロ/円<EURJPY=> 130.11 129.87
<p />7日終値 前営業日終値
株 FT100 6557.30(+35.84) 6521.46
クセトラDAX 8181.78(+69.70) 8112.08
金 現物午後値決め 1444.25 N/A
<p />先物清算値
3カ月物ユーロ(6月限) 99.80 (‐0.02) <FEIM3>
独連邦債2年物(6月限) 110.73 (‐0.06) <FGBSM3><0#FGBS:>
独連邦債5年物(6月限) 126.39 (‐0.38) <FGBMM3><0#FGBM:>
独連邦債10年物(6月限) 145.43 (‐0.73) <FGBLM3><0#FGBL:>
独連邦債30年物(6月限) 135.60 (‐1.24) <FGBXM3><0#FGBX:>
<p />現物利回り
独連邦債2年物 0.030 (-0.002) <DE2YT=TWEB><0#DE2YT=TWEB>
独連邦債5年物 0.390 (0.324) <DE5YT=TWEB><0#DE5YT=TWEB>
独連邦債10年物 1.300 (1.244) <DE10YT=TWEB><0#DE10YT=TWEB>
独連邦債30年物 2.217 (2.167) <DE30YT=TWEB><0#DE30YT=TWEB>
<為替> ユーロがドルと円に対して上昇している。
3月のドイツ鉱工業受注指数が予想外に上昇したことでユーロが買われた。

ただ、欧州中央銀行(ECB)が追加金融緩和に踏み切る可能性も意識され、上値は重いとの見方も出ている。

ドルは円に対してほぼ横ばいの99.20円。
市場関係者によると、一部ヘッジファンドがドル買いに関心を示している。

<株式> ロンドン株式市場は続伸し、FT100指数は5年半ぶり高値をつけた。
HSBC<HSBA.L>が予想を上回る決算を発表したことで銀行株が買われた。

FT100種総合株価指数<.FTSE>終値は35.84ポイント(0.55%)高の6557.30と、2007年12月以来の高値をつけた。

HSBCは3%高。
第1・四半期決算は、事業再編やコスト削減が寄与して大幅増益となった。

HSBCに連れ高してFTSE350銀行株指数<.FTNMX8350>も2.9%上昇した。

シティ・インデックスのストラテジスト、ジョシュア・レイモンド氏は「過去1カ月ほど銀行株に強い需要が見られ、上昇余地はまだ残されている」と指摘し、「決算は比較的堅調だ。
銀行は効率的にコストを削減しており、HSBCはその好例だ」と述べた。

銀行セクター以外の業績は精彩を欠いている。

大手警備会社のG4S<GFS.L>は第1・四半期の利益率が低下したことを明らかにするとともに通年の利益見通しを下方修正し、株価は商いを伴って15%急落した。

欧州株式市場は上昇。
好調な銀行決算を手がかりに買いが入り、ドイツ株は過去最高値を更新した。

FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は3.31ポイント(0.27%)高の1220.94と、約5年ぶり高値水準となった。
年初以降では8%高。

DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は18.56ポイント(0.67%)高の2769.08。
約2年ぶり高値で引けた。
年初以降では5%高。

独クセトラDAX指数<.DAX>は69.70ポイント(0.86%)高の8181.78。
終値で過去最高値を更新するとともに、金融危機前の2007年中盤の水準を回復した。
一時8206.01と取引時間中の高値も更新した。

大幅増益となったHSBC<HSBA.L>の決算を受け銀行株が買われた。
STOXX欧州600銀行株指数<.SX7P>は2%値上がりした。

市場では「高値警戒感は根強いものの、投資資金は有り余っている」(トレーダー)として、中銀の金融緩和などが年内、相場上昇を緩やかに後押ししていくとの見方が多い。

こうしたなか、現在の水準で独DAXなどに買いを入れた投資家は高値をつかまされている可能性があり、利食い売りが出れば相場の短期的な後退は免れない恐れがある(セントラル・マーケッツ・インベストメント・マネジメントのダレン・コートニー・クック氏)との指摘も聞かれた。

<ユーロ圏債券> 世界の主要中銀による緩和的な金融政策が高利回り資産への需要を支え、イタリア国債やスペイン国債が買われる一方、独連邦債先物が3週間ぶり安値をつけた。

ポルトガル国債は、およそ2年ぶりの10年債発行を意識して他のユーロ圏周辺国債をアンダーパフォームした。
同国債務管理庁によると、シンジケート団方式による今回の10年債発行には外国人投資家から旺盛な需要が集まった。

独連邦債先物は73ティック安の145.43で清算。
前週末の堅調な米雇用統計を受けた売りがこの日も続いた。
独10年債利回りは5ベーシスポイント(bp)上昇して1.297%。

ただ市場関係者の間では、欧州中央銀行(ECB)による追加緩和の可能性を踏まえれば独連邦債の利回りは低く抑えられる可能性が高く、現在の売りは一時的との見方が出ている。

スペインとイタリアの10年債利回りは3─6bp低下し、それぞれ4.08%と3.80%となった。

ポルトガルの10年債発行計画は、7日の欧州分の応募が締め切られた段階で予定額30億ユーロを大きく上回る90億ユーロの需要が集まり、利回りを追求する投資家の姿勢が浮き彫りになった。

同国の10年債利回りは3bp上昇の5.55%。
ニューエッジのエコノミスト、アナリサ・ピアッツァ氏は、新発債がいったん消化されればポルトガルの利回りは再び低下する可能性があるとした上で、周辺国債の利回りは既に景気に関する明るいシナリオを織り込んだ水準にあるため、大幅な低下は見込まれないと指摘した。

[東京 8日 ロイター]

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