2012年9月27日木曜日
NYダウ、4日続落=スペインなど欧州懸念で〔米株式〕(26日)☆差替
【ニューヨーク時事】26日のニューヨーク株式相場は、スペインなど欧州の経済・債務問題をめぐる懸念が重しとなり、優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比44.04ドル安の1万3413.51ドルと4営業日続落で終了した。
ハイテク株中心のナスダック総合指数は同24.03ポイント安の3093.70で終わった。
ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比1660万株減の7億3789万株(暫定値)。
スペインでは政府が進める緊縮策に反対するデモが活発化しており、ユーロ圏への支援要請をめぐる不透明感が高まっている。
また、スペインの中央銀行が同日、同国の成長率が4四半期連続でマイナスになるとの見通しを公表し、景気の先行きに対する不安も改めて強まった。
ギリシャでも追加緊縮策に反対するゼネストが激化しており、欧州債務問題の解決に対する懸念から、幅広い銘柄が売られた。
市場関係者からは、「スペインが支援要請すれば短期的にはプラスだが、ギリシャの例が示す通り緊縮策の実現など将来への不確実性は消えていない」(準大手証券)との指摘が聞かれた。
個別銘柄では、アップルが1.2%安と3日続落。
新型「iPhone(アイフォーン)5」の当初3日間の販売台数が500万台超と一部の市場予想を下回ったことで、投資家の失望売りが続いているもよう。
朝方に年初来安値を更新したヒューレット・パッカード(HP)は後半切り返し、2.4%高で引けた。
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