2012年10月15日月曜日
下値抵抗も戻りは鈍い〔東京株式〕(15日、続き)☆差替
日経平均株価は下値を模索した後に切り返し、「抵抗感の強さがうかがえる」(大手証券)。
世界的な景気の先行きに対する警戒感は根強く、取引開始直後には8500円を割り込んだ。
しかし、連日の値下がりで自律反発機運が高まりやすく、売り注文が一巡した後は買い戻しが入った。
投資尺度の一つである株価純資産倍率(PBR)が0.9倍近辺とボトム圏にあることも、下支え要因として意識された。
もっとも、戻りを試すほどの勢いが感じられないのも確か。
円高に一服感はあるものの、「高止まり状態」(銀行系証券)に変わりはなく、企業業績の下方修正懸念は払拭(ふっしょく)されていない。
10、11月は海外の投資信託やヘッジファンドの決算月に当たるため、需給不安も付きまとう。
投資意欲の積極化が期待しにくい中では、「日経平均の戻りは限られる」(銀行系証券)との見方が支配的だ。
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