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2012年10月5日金曜日

欧州市場サマリー(4日)


1333GMT 3日終盤

Euro/dlr <EUR=> 1.2984 1.2904

Dlr/yen <JPY=> 78.590 78.460

Euro/yen <EURJPY=> 102.03 101.27

<p />4日終値 前営業日終値

株 FT100 5827.78(+ 1.97) 5825.81

クセトラDAX 7305.21(‐16.87) 7322.08

金 現物午後値決め 1791.75 1775.25

(カッコ内は先物が欧州市場の前営業日終値比、現物が前営業日終盤)

先物

3カ月物ユーロ(12月限) 99.81 (+0.00) <FEIZ2>

独連邦債2年物(12月限) 110.68 (‐0.02) <FGBSZ2><0#FGBS:>

独連邦債5年物(12月限) 125.66 (‐0.03) <FGBMZ2><0#FGBM:>

独連邦債10年物(12月限) 141.55 (‐0.04) <FGBLZ2><0#FGBL:>

独連邦債30年物(12月限) 131.86 (‐0.16) <FGBXZ2><0#FGBX:>

<p />現物利回り

独連邦債2年物 0.046 (0.033) <DE2YT=TWEB><0#DE2YT=TWEB>

独連邦債5年物 0.517 (0.511) <DE5YT=TWEB><0#DE5YT=TWEB>

独連邦債10年物 1.449 (1.443) <DE10YT=TWEB><0#DE10YT=TWEB>

独連邦債30年物 2.304 (2.296) <DE30YT=TWEB><0#DE30YT=TWEB>

<為替> ユーロがドルと円に対し2週間ぶり高値に上昇した。
欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が理事会後の記者会見で、「ユーロは後戻りできない」と述べ、ユーロ圏の金融システム、および単一通貨を堅持するとのコミットメントをあらためて示したことが好感された。


ウェスタン・ユニオン・ビジネス・ソリューションズのシニア市場アナリスト、ジョー・マニンボ氏は、「ドラギ総裁がユーロを守るとのコミットメントをあらためて示したことに感銘を受けた。
これにより、ユーロ圏分裂に対する懸念が緩和された」と述べた。


<株式> ロンドン株式市場は小幅続伸したものの、これから発表が相次ぐ一連の企業決算が低調になるとの懸念から、上値は重かった。

欧州中央銀行(ECB)はこの日の理事会で、ユーロ保全に向けたコミットメントをあらためて示したものの、新たな措置は示さなかったため、市場の動意とはならなかった。

資産運用会社のアシュバートンのマクロアナリスト、デリー・ピックフォルド氏は、「ECBが何か追加措置を打ち出すとの可能性がわずかながらでも常に存在していることを踏まえると、(今回の理事会の)全般的なトーンには若干失望させられた」と述べた。


第3・四半期の企業決算発表は、9日に予定される米アルミ大手アルコア<AA.N>を皮切りに今後相次ぐ。

トムソン・ロイター傘下のスターマインによると、英企業の第3・四半期収益は前年同期比7.2%減となる見通し。
ノースランド・キャピタル・パートナーズの株式トレーディング部門責任者、ゼグ・チョードリー氏は、「これまでに発表された経済指標が景気減速を反映していることを踏まえると、決算にもこれが反映されるものと予想している」と述べた。


小売りのテスコ<TSCO.L>は3%安。
同社が20年ぶりの減益決算を発表したことを受け、多くのアナリストが同社に対する投資判断を引き下げたことが嫌気された。

欧州株式市場は小幅続落。
各国中銀の金融緩和がリスク選好度を下支えているものの、さえない景気見通しがセンチメントを悪化させた。

FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は0.51ポイント(0.05%)安の1100.33。

DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は6.73ポイント(0.27%)安の2485.75。

独化学のBASF<BASFn.DE>は1.9%安。
南欧や英国での需要後退を理由に、コスト削減および部門売却計画を発表した。

スペイン銀行株<.TRXFLDESPBANK>は0.2%安。
同国政府が支援要請をためらっていることが投資家の不安につながっている。
欧州中央銀行(ECB)がこの日、新たな国債買い入れ計画について、支援要請が前提条件になるとあらためて表明したことも懸念を高めた。


ECBはこの日の理事会で、主要政策金利であるリファイナンス金利を0.75%に据え置いた。

<ユーロ圏債券> スペイン国債の利回りが上昇した。
財政支援要請への同国の姿勢が依然不透明で、不安定な展開となった。
スペインが何らかのシグナルを発するのか、市場では緊張感を持って注目されている。


欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は理事会後の記者会見で、ECBがスペインが支援の枠組みに同意すれば、同国債を買い入れる方針を先月に示したことで、金融市場はすでに落ち着いたとの認識を示した。


その上で、スペインが財政健全化に向けて大きく前進したものの、さらなる努力が必要との考えを強調した。

あるトレーダーはドラギ総裁の発言について「何も新しい材料はなかった。
スペインの今後の行動を見守る状態に戻った」と話した。

スペイン10年債利回りは11ベーシスポイント(bp)上昇の5.93%。
債務問題への取り組みに切迫感が欠けるとの受け止めが広がったことを示す。

ただ、スペインはこの日、2014年、2015年、2017年償還債の入札を実施し、総額39億9200万ユーロを調達、14年償還債と17年償還債の落札利回りが低下した。

政府がいずれかの時点で支援を要請するとの見通しに、投資家が依然自信を示している表れとなった。

ただ、一部の投資家は近い将来、ECBの国債購入開始にしびれを切らすと警告するアナリストもいる。

RIAキャピタル・マーケッツの債券ストラテジスト、ニック・スタメンコビック氏は「市場は引き続き、スペインの財政支援をめぐるニュースやうわさに振り回される」と予測。
「(今月の)地方選終了後、市場は間違いなくスペイン政府の決意を試しに行くだろう」と述べた。


ドイツ連邦債先物の清算値は、8ティック上がって141.67となった。
9月28日につけた高値の141.95と、今月2日の安値の141.10の間で取引された。

スペインが市場を驚かす発表をしなければ、安全資産とされる国の債券は週末にかけて、米国の経済指標に支えられるとの見方がある。

5日は9月の米雇用統計が発表される。
アナリスト予想では、11万3000人の雇用増が見込まれている。

[東京 5日 ロイター]

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