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2012年12月14日金曜日

欧州株式市場サマリー(13日)

(カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン)<.FTSE>
終値 5929.61(‐16.24)
前営業日終値 5945.85(+20.88)
クセトラDAX指数(フランクフルト)<.DAX>
終値 7581.98(‐32.81)
前営業日終値 7614.79(+25.04)
CAC40種平均指数(パリ)<.FCHI>
終値 3643.13(‐3.53)
前営業日終値 3646.66(+0.51)
<ロンドン株式市場> 7営業日ぶりに反落。
米「財政の崖」協議をめぐる懸念が再燃し、このところの相場上昇を受けて利益確定の売りが出た。

FT100種総合株価指数<.FTSE>は16.24ポイント(0.27%)安の 5929.61。
前日は終値で9カ月ぶり高値を更新していた。

米新規失業保険申請件数などが心強い内容となったことで、同指数はやや値を戻す場面もあったが、米共和党のベイナー下院議長がオバマ大統領は米経済を崖っぷちに追い込もうとしていると非難したことを嫌気し、この日の安値近辺まで下落した。

サクデン・フィナンシャルのシニアリサーチアナリスト、マイロ・ソコウ氏は「まちまちの米経済指標を受けてFT100は値固めの展開となっている」と指摘。
「新規失業保険申請件数はかなり良好だったが、小売売上高はほぼ予想通りだった」とした上で、「現在の大きな焦点は『財政の崖』協議だ」と述べた。

個別銘柄では医薬品大手アストラゼネカ<AZN.L>が2.8%下落。
リウマチ治療薬の臨 床試験が失望を誘う結果となり、新製品に対する期待が後退したことが重しとなった。

<欧州株式市場> ヘルスケア銘柄が主導して小反落、米財政協議をめぐる不透明感から利益を確定させる売りが出た。

FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は4.79ポイント(0.42%)安の1134.86。

DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は2.68ポイント(0.10%)安の2627.66。
取引時間中には一時、今年の日中最高値の2638.64をつけた。

トレーダーの多くが年末までに利益を確定しようとするなか、ロイターの投資家・アナリスト調査によると、域内経済や政府債務危機の改善見通しから、2013年の欧州株は一段の上昇が見込まれている。
バークリー・フューチャーズのアソシエートディレクター、リチャード・グリフィス氏は「『財政の崖』問題を控えて、市場はかなり守りに入っている。
間違いなく解決されるだろうが、それがいつかが問題だ」と語った。

英・スウェーデン系医薬品大手アストラゼネカ<AZN.L>は2.8%安と、相場を押し下げた。
関節炎治療薬の一つが競合他社品に比べて劣るとする臨床研究結果を嫌気した。

医薬品大手グラクソ・スミスクライン(GSK)<GSK.L>や、スイスの医薬品大手ロシュ<ROG.VX>など競合他社もつられて0.7─0.8%下落した。

スウェーデンのトラックメーカー、ボルボ<VOLVb.ST>も約4%安で下げが目立った。
フランスの自動車大手ルノー<RENA.PA>が、保有するボルボの株式を売却したことを嫌気した。

[東京 14日 ロイター]

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