為替ニュース

直近の決算発表予定

2013年1月11日金曜日

欧州市場サマリー(10日)

1452GMT 9日終盤
ユーロ/ドル<EUR=> 1.3188 1.3063
ドル/円<JPY=> 88.080 87.870
ユーロ/円<EURJPY=> 116.17 114.78
<p />10日終値 前営業日終値
株 FT100 6101.51(+2.86) 6098.65
クセトラDAX 7708.47(‐12.00) 7720.47
<p />金 現物午後値決め 1675.00 1657.75
(カッコ内は先物が欧州市場の前営業日終値比、現物が前営業日終盤)
先物
3カ月物ユーロ(3月限) 99.78 (‐0.03) <FEIH3>
独連邦債2年物(3月限) 110.56 (‐0.10) <FGBSH3><0#FGBS:>
独連邦債5年物(3月限) 126.35 (‐0.53) <FGBMH3><0#FGBM:>
独連邦債10年物(3月限) 142.47 (‐1.11) <FGBLH3><0#FGBL:>
独連邦債30年物(3月限) 130.24 (‐2.24) <FGBXH3><0#FGBX:>
<p />現物利回り
独連邦債2年物 0.106 (0.058) <DE2YT=TWEB><0#DE2YT=TWEB>
独連邦債5年物 0.540 (0.456) <DE5YT=TWEB><0#DE5YT=TWEB>
独連邦債10年物 1.568 (1.475) <DE10YT=TWEB><0#DE10YT=TWEB>
独連邦債30年物 2.447 (2.352) <DE30YT=TWEB><0#DE30YT=TWEB>
<為替> ユーロがドルに対して1週間ぶり高値をつけた。
ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁が、金利据え置きを決定した理事会後の会見で、利下げの手掛かりを示さなかったことを受け、ユーロの上昇が加速した。

ユーロ/ドルは一時、1.3205ドルまで買われた。
スペイン国債の入札が堅調だったことも追い風となった。

円はドルに対して下落。
日銀の追加緩和観測に加え、底堅い中国の貿易統計を好感したリスク選好の高まりで、低利回りの円が売られやすい地合いとなっている。

<株式> ロンドン株式市場は続伸。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は2008年5月22日以来初めて抵抗線の6100を上抜けて取引を終えた。

ただ、利食い売りが出る場面もあり、トレーダーからは、上昇の勢いは弱いとの声も聞かれた。

銀行株<.FTNMX8350>が高い。
規制当局による流動性規制緩和の決定が引き続き材料視されている。

HSBC<HSBA.L>は0.5%高。
平安保険<601318.SS>株売却をめぐる計画は順調に進 んでいるとし、計画が難航しているとの報道を否定した。

スタンダード・チャータード<STAN.L>も0.8%高。
トレーダーは、ソシエテジェネラルによる投資判断引き上げを指摘した。

半導体設計のARM<ARM.L>は4.4%高。
米アップル<AAPL.O>のスマートフォン(多 機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」には、ARMチップが使用されていることから、iPhoneの廉価版をめぐるうわさが支援した。

鉱山株<.FTNMX1770>は一時、中国の堅調な指標を手がかりに上昇したものの、終盤の利食い売りに押され、下落して取引を終えた。

小売りテスコ<TSCO.L>は1.8%高。
年末商戦の既存店売上高が3年ぶりの大幅な伸びになったことが好感された。

欧州株式市場は反落。
序盤に約2年ぶり高値をつける場面もあったが、スイスの時 計輸出見通しに関するスウォッチ・グループ<UHR.VX>最高経営責任者(CEO)の発言で高級品関連銘柄が売られたことなどから、マイナス圏に沈んだ。

複数の市場関係者は、デリバティブ市場で大きな動きがあるとのうわさが広がったことも終盤の売りにつながったと指摘した。

FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は3.33ポイント(0.29%)安の1164.65。
一時は1170.29まで上昇し、2011年3月以来の高値をつけた。

DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は1.88ポイント(0.07%)高の 2708.27。

スウォッチのハイエックCEOは2013年のスイスの時計輸出について、伸びは5─7%程度となり、12年1─11月の12.6%から鈍化するとの見通しを示した。

仏LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)<LVMH.PA>は1.1%、エルメス <HRMS.PA>は1.8%、スイスのリシュモン<CFR.VX>は2.1%、それぞれ下落。
スウォ ッチは0.8%安となった。

フィンランドの携帯電話機メーカー、ノキア<NOK1V.HE>は11%急伸。
新型スマートフォン(多機能携帯電話)「ルミア」の第4・四半期の売れ行きが好調だったことが追い風となった。

<ユーロ圏債券> ドイツ連邦債利回りが上昇した。
欧州中央銀行(ECB)が、主要政策金利であるリファイナンス金利を0.75%に据え置き、一部理事会メンバーによる利下げ圧力が和らいだと示唆したことを受けた。

ドラギECB総裁は、全会一致で主要政策金利の据え置きを決めたことを明らかにした。
これを受け、短期の主要金利引き下げ観測が後退した。

対照的にECBは先月、金利引き下げを行うかで理事会内の意見が分かれたことを示唆し、短期の主要金利引き下げ期待が高まっていた。

償還期間が短期のため、金利見通しに敏感とされる独連邦債2年物利回りは4ベーシスポイント(bp)上昇して0.107%で、昨年10月末以来の高水準となった。

連邦債先物は下げ幅を拡大し、142.54の安値をつける場面があった。
その後幾分回復し、前日比88ティック安の142.70で清算した。

財政難のスペインが今年初の国債入札で、調達額が予定を大幅に上回った。
このため、リスクが低いとされるドイツ連邦債への需要が減退した。

市場では、スペインが今年の資金調達目標をどのように達成するかをめぐり懸念が強かったが、今回の入札結果を受けて落ち着いた。
同国の10年債利回りは、10カ月ぶりに節目の5%を下回った。

RBCキャピタル・マーケッツの金利ストラテジスト、ノーバート・ アウル氏は、今 後の国債発行額は多額に上るものの、前向きな見通しを持っていると話した。

スペイン10年債利回りは直近で22bp低下して4.92%。
1日の 下げ幅としては過去約3カ月で2番目の大きさとなる見通し。

[東京 11日 ロイター]

0 件のコメント:

コメントを投稿

ブログ アーカイブ