為替ニュース

直近の決算発表予定

2013年1月11日金曜日

円、続落=88円台前半〔NY外為〕(10日朝)

【ニューヨーク時事】10日午前のニューヨーク外国為替市場の円相場は、日銀の金融政策決定会合を翌々週に控えて追加緩和観測が強まったことから、下落している。
午前9時10分現在は1ドル=88円20~30銭と前日午後5時(87円82~92銭)比38銭の円安・ドル高で推移している。
安倍晋三首相が同日、緊急経済対策に関する連絡会議でデフレ脱却と円高是正に向けた積極的な姿勢を改めて表明した。
日銀側も政府と前向きに協調していく姿勢を示していたことから追加金融緩和観測が拡大し、円は海外市場で88円台に下落した。
ニューヨーク市場入り後も基調は弱含み。
米労働省が朝方発表した最新週の新規失業保険申請が37万1000件と前週から4000件増加し、市場予想の36万5000件を上回ったことを受けて円は一時的に上昇したが、前週の申請件数が37万2000件から36万7000件に下向き改定されるというまちまちな内容だったこともあって、すぐに売り優勢に戻った。
一方ユーロは、スペイン国債の堅調な需要などを背景に買われている。
ニューヨーク市場では、ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁がユーロ圏の金融市場について楽観的な見方を示したことを受けて対円では一時1ユーロ=116円49銭と、2011年7月8日以来約1年6カ月ぶりの高値まで上昇した。
同時刻現在は116円30~40銭(同114円75~85銭)、対ドルでは1.3180~3190ドル(前日午後5時は1.3060~3070ドル)で推移している。

0 件のコメント:

コメントを投稿

ブログ アーカイブ