【編集部から】
大幅高で始まった2013年の株式市場ですが、今週に入って下げ局面もあり、強気一 辺倒だった先行きの見方に、少し水がさされた形です。昨年末からしばしば耳にした のが、「しょせん期待先行の上げだ」という指摘です。まるで期待先行が悪いことの ように聞こえます。 考えてみれば、ここ4、5年、外国人投資家は日本株に期待するどころか、ほぼ無 視していたのが実情でした。外国証券の東京拠点から日本株担当部署がなくなり、ア ジア株のひとつとして香港やシンガポールからカバーしていました。それが昨年末は クリスマス休暇も返上し海外からの買い注文に追われるほど、状況は一変しました。 今考えるべきは、「この上げ相場がいつ終わるのか」ではなく、「上げ相場が継続 するには、どうすればいいのか」ではないでしょうか。新政権の果たす役割、日銀の 役割、企業経営者の役割、そして投資家の役割。 政策や海外の動きなど外部環境の変化に敏感に反応し、リスクマネーを供給する価 値のある企業を厳しく選別する。そんな株式投資の原点に立ち返って、日本株相場の 先行きを考える時なのかもしれません。電子版マーケットはこれからも、皆さんの投 資に役立つ情報をタイムリーにお届けします。引き続きご期待ください。 (マーケット編集長 鈴木亮) 【注目の新着記事】
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