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2013年1月9日水曜日

ドル続落、86円台後半=ポジション調整の売り継続〔東京外為〕(9日午前9時)

9日朝の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、前日の海外市場でポジション調整の売りが優勢となった流れを受け継ぎ、1ドル=86円台後半に続落している。
午前9時現在、86円91~93銭と前日(午後5時、87円37~39銭)比46銭のドル安・円高。
前日の欧米市場では、麻生財務相のESM債購入発言が改めて材料視され、ドル円はいったん87円台後半に強含む場面もあった。
しかし、その後は仏格下げのうわさにユーロが下落。
これにドル円もなびいて87円付近まで水準を下げた。
東京市場の早朝も軟調な展開となり、86円90銭前後で取引された。
米株式市場が企業決算の発表シーズンを控えて調整色が強まり、米金利が低下したこともドル円を圧迫している。
市場関係者は「年末年始のドル円の上げ足が速かったことの反動売りがここにきて強まっており、東京市場の日中も上値が重い展開になる」(大手邦銀)と指摘している。
ただ、「ドル円のトレンドはなお上向きとの見方が多く、86円半ばは押し目買いも強いだろう」(FX業者)という。
ユーロは対円、対ドルで反落。
仏格下げのうわさで売りが優勢となった。
東京市場の早朝は売り一服となっているが、戻りは鈍い。
午前9時現在、1ユーロ=113円70~72銭(前日午後5時、114円58~63銭)、対ドルで1.3082~3083ドル(同1.3113~3116ドル)。

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