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2013年1月25日金曜日

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★きょうの株式市場動向
305円高、円安を背景に高値引け
 25日の東京株式市場は朝方から大きく買いが先行し、高値圏で頑強な動きを続けた。
後場終盤は為替市場で円安傾向が強まるのを横目に一段高に買われ、新高値を更新している。
 大引けの日経平均株価は前日比305円高の1万926円と続伸。
2011年3月以来の上げ幅の大きさで高値引けとなり、5日ぶりに昨年来高値を更新した。
東証1部の売買高概算は33億3662万株、売買代金は2兆178億円。
値上がり銘柄数は1403と全体の8割を超える銘柄が上昇、対して値下がり銘柄数は210、変わらずは84だった。
 きょうの東京市場は日経平均が寄り後早々に1万800円台を回復、その後も為替市場での円安を拠り所に高値圏で頑強な動きを続けた。
前日の米国株市場でNYダウが5日続伸していることに加え、為替市場の円安が引き続き好感された。
円安に連動した株価指数先物への買いが全体指数を押し上げる展開。
為替市場では後場後半になって、1ドル=90円台後半、1ユーロ=121円台に入るなど円安が加速、この円安トレンドをなぞるように日経平均も上げ足を強めた。
1月第3週までで海外投資家は10週連続の買い越しとなるなど日本株に攻勢を強めており、直近は個人投資家の買いも加速し、きょうは週末にもかかわらず売買代金は2兆円を超えた。

 個別にはソニーが売買代金断トツで大幅高。
トヨタ、ホンダなども高い。
東芝も大商いで上昇したほか、大日住薬が急騰、ファナックも買われた。
ソフトバンク、武田、JTなども高い。
半面、井筒屋が安く、ティアックも軟調。
ニトリHD、津田駒も下げた。
★銘柄フラッシュ
●USENが切り返す、後場早々に大口買い観測 USEN(4842.OS)が切り返す。
前場に前日比2円安の157円まで売られたものの、「後場早々に大口買いが観測」(地場証券)されたことで短期資金が追随、同8円高の167円まで買われる相場つきとなっている。
歩み値の履歴をみると、午後12時41分に10万株の約定がある。
同社株は昨年11月から具体的な材料が表面化しないまま上昇を開始。
市場では「思惑先行の相場つきが継続しそう」(地場証券)との声が挙がっている。

●電気興は続伸、業績の上ブレ期待の買い継続 電気興業(6706.T)が続伸。
同社は携帯電話通信事業者向け基地局アンテナの製造・工事が主力事業。
NTTドコモなど通信大手3社が次世代高速電話サービスであるLTE関連の設備増強を本格化しており、その恩恵をフルに受けている。
また、設備収納用キャビネット製造の関連会社の収益も増勢基調。
13年3月期連結経常利益は24億円(前期比54%増)の見通しだが、上ブレの可能性が高まっている。
PBRは0.7倍台と割安で買い安心感もある。

●トーモク昨年来高値を更新、割安な住宅関連株との見方 トーモク(3946.T)が前日比21円高の270円まで買われ、15日につけた昨年来高値260円を更新した。
段ボール大手で円安は原燃料価格などのコストアップ要因から逆風との見方がある一方で、同社はスウェーデン住宅などの住宅事業が全体の3割強を占めることから、住宅関連の側面も持つ。
PER6倍台、PBR0.5倍台となっていることから、割安な住宅関連との見方もできそうだ。

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★きょうの注目銘柄
●大幸薬品ノロウイルス対策で貢献 900円固めから上昇期待
 大幸薬品(4574.T)は、ノロウイルスとインフルエンザウイルスの両方に効果のある、二酸化塩素分子系の除菌・消臭剤「クレベリン」を製造販売しており、感染防止対策需要の拡大が見込まれる。
ノロウイルスは、石けん、逆性石けん、エタノール類では除去できないため、効果を発揮するのは塩素系消毒液に限られる。
 同社では「ノロウイルスの代替ウイルスであるネコカリシウイルスを、二酸化塩素ガス発生ゲル剤に滴下したところ、5時間後にウイルスの数が99%減少する実験結果を得ている」(広報・IR部)としており、実際に11月以降売り上げが拡大している。
株価は900円台固めから1000円乗せへの期待も。

●イリソ電子高性能コネクタを開発 PER10倍台で上値余地
 イリソ電子工業(6908.OS)に注目。
同社は、電子機器用多極コネクタの中堅メーカーで、自動車向けが主力。
新機能付加による既存品のリニューアルや、顧客の利便性向上を図ることで競争力を強化していく方針。
また、異物に強いコネクタを独自開発した。
最終製品の不良率低下のため、接点部を2つに増やし、どちらか一方の接点が異物に乗り上げても、もう一方の接点で接触することが可能なコネクタを開発。
需要拡大が見込まれている。
 株価は、昨年11月半ばの1000円台水準から下値を切り上げており、1500円水準に到達。
 ただ、株価指標では、依然としてPER10倍台、PBR0.8台と割安水準にある。
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