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2013年2月16日土曜日

円急落、93円台後半〔ロンドン外為〕(15日)

【ロンドン時事】週末15日のロンドン外国為替市場の円相場は、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の声明で円安批判が回避されるとの見方が浮上、1ドル=93円台後半まで急落した。
午後4時現在は93円75~85銭と、前日午後4時(93円00~10銭)比75銭の円安・ドル高。
大詰めを迎えた日銀の次期総裁選びをめぐり、「他の候補ほど金融緩和に積極的ではない」(邦銀筋)とされる武藤敏郎元財務次官が有力との見方から、序盤は円が92円台前半まで買われる場面も見られた。
しかしモスクワで開幕したG20会合で、先の先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)声明のような日本を名指しする文言は入らないとの報道を受け、円は急落。
対ドルで高値圏から1円以上の急落を演じた。
ある邦銀関係者は、「最終的な声明が報道通りの内容なら再び円安が加速する」とし、約2年半ぶりとなる95円台を目指すとの見方を示した。
もっとも市場では声明の内容を見極めたいとの姿勢も強く、「週明けに向けて相当神経質にならざるを得ない」(市場関係者)との声も出ていた。
円は対ユーロでも急落。
午後4時現在は1ユーロ=125円20~30銭(前日午後4時は124円10~20銭)。
ユーロの対ドル相場は1ユーロ=1.3345~3355ドル(1.3335~3345ドル)。
他の欧州通貨はポンドが1ポンド=1.5520~5530ドル(1.5520~5530ドル)、スイス・フランが1ドル=0.9235~9245フラン(0.9215~9225フラン)。

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