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2013年2月16日土曜日

円、急落=93円台前半〔NY外為〕(15日朝)

【ニューヨーク時事】週末15日午前のニューヨーク外国為替市場の円相場は、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の声明で円安批判が回避されるとの見通しが広がったことから急落した。
午前9時15分現在1ドル=93円40~50銭と、前日午後5時(92円83~93銭)比57銭の円安・ドル高で推移している。
海外市場では、小動きながら強地合いで推移。
G20会合を控え、最近の円安に対して一部の国から批判的な発言が出ていたため、円を買い戻す動きが続いていた。
しかし、ニューヨーク市場入り後には対ドル、対ユーロともに急落。
G20会合の声明は日本を名指しせず、先の先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)声明のような「為替レートをターゲットにしない」との文言は盛り込まれないとの見方が強まった。
国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事も、通貨戦争をめぐる議論は誇張されており、為替相場は適正水準から大きく離れていないとの見解を示した。
このため、対ドルで92円台後半を浮動していた円相場は急速に値を消し、93円台半ばに下落。
対ユーロでも1円以上値を落とし、1ユーロ=124円台後半まで戻した。
米指標の改善も円売り・ドル買いの流れを後押しした。
ニューヨーク連邦準備銀行が発表した2月の同州製造業景況指数は10.04と、マイナス7.78だった前月から大幅改善し、7カ月ぶりにプラスに転じた。
市場予想(ロイター通信調べ)のマイナス2.00も大きく上回ったため、米景気の先行き期待感が膨らんだ。
ユーロは同時刻現在、1ユーロ=1.3340~3350ドル(前日午後5時は1.3358~3368ドル)、対円では同124円65~75銭(同124円04~14銭)。

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