【編集部から】
日経平均株価が1万2000円を超えたら、髪の毛を坊主刈りにすると宣言していた小 林茂デスクが、いつまでたっても散髪に行く気配がありません。どうしたのかと聞く と、1万5000円を超えるまで、坊主刈りは延期するとのことでした。いわく、この程 度の水準で達成感を出している場合ではない、相場の勢いを刈り取ってはいけない。 そこはまあ同感です。 日経平均1万5000円への道は、そう簡単ではないにせよ、来期最終6割増益、株価 収益率(PER)15倍で日経平均1万3500円という予想は、さほど無茶な水準とは思 えません。私の知る限り、年始に市場関係者といわれる相場のプロの中で、高値1万 3500円と予想していたのは大和証券の日比野隆司社長ただ一人です。多くは1万2000 円程度で、弱気の人は1万500円から1万1000円程度が今年の高値とみていました。 結果はご承知の通りで、相場のプロたちにとって嬉しい誤算になりました。 3月のポイントは日銀の新体制が整う3月20日以降の動きです。月内に臨時の金融 政策決定会合があるのか。通常通りなら4月4日の新しい体制下では初となる決定会 合で、どんな緩和策を打ち出してくるのか。白川体制から黒田体制へ。オセロではあ りませんが、白から黒へ劇的に変わる日銀の今後の動向に注目です。 (マーケット編集長 鈴木亮) 【注目の新着記事】
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