為替ニュース

直近の決算発表予定

2013年3月18日月曜日

さくら投資顧問(3/18)

●相場概況 - 週末終値(前週末比)
 日経平均     12560.95(+277.33)
 NYダウ     14514.11(+117.04)
 米ドル/円    95.22(-0.81)
 ユーロ/円    124.50(-0.35)
 ユーロ/米ドル  1.3073(+0.0071)
 米国債(10年) 1.991%(-0.063)
 米国債(30年) 3.211%(-0.044)
 WTI原油先物  93.45(+1.50)
 NY金      1592.60(+15.70)
今週の注目指標
●3/19(火)
RBA議事録(豪)9:30
2月消費者物価指数 [前月比](英)18:30
前回 → -0.5%
2月消費者物価指数 [前年比](英)18:30
前回 → +2.7%
3月ZEW景況感調査](ユーロ)19:00
前回 → 48.2
2月住宅着工件数(米)21:30
前回 → 89.0万件
●3/20(水)
2月失業率(英)18:30
前回 → 4.7%
2月失業保険申請件数(英)18:30
前回 → -1.25万件
BOE議事録(英)18:30
FOMC政策金利発表(米)27:00
前回 → 0.00-0.25%
●3/21(木)
第4四半期GDP [前期比](NZ)6:45
前回 → +0.2%
第4四半期GDP [前年比](NZ)6:45
前回 → +2.0%
3月PMI製造業・速報(独)17:30
前回 → 50.3
3月PMIサービス業・速報(独)17:30
前回 → 54.7
3月PMI製造業・速報(ユーロ)18:00
前回 → 47.9
3月PMIサービス業・速報(ユーロ)18:00
前回 → 47.9
2月小売売上高指数 [前月比](英)18:30
前回 → -0.5%
2月小売売上高指数 [前年比](英)18:30
前回 → +0.2%
新規失業保険申請件数(米)21:30
前回 → 33.2万件
1月小売売上高 [前月比](加)21:30
前回 → -2.1%
3月フィラデルフィア連銀景況指数(米)23:00
前回 → -12.5
2月中古住宅販売件数(米)23:00
前回 → 492万件
●3/22(金)
3月IFO景況指数(独)18:00
前回 → 107.4
今週の相場観 by.植木良太(FX専業トレーダー)

■ 日銀総裁人事承認とTPP参加表明
先週の14・15日、衆議院と参議院にて
日銀総裁・副総裁人事が国会で採決されて、
ともに採決は賛成で同意されて日銀総裁に黒田氏、
副総裁に岩田氏と中曽氏の就任が決まりました。
今回の就任を受けての相場ですが、
特に大きな動きはありませんでした。
そして19日に白川総裁が退任し、
20日から黒田新体制となります。
4月の日銀政策会合でどのような動きがあるのかが
今後のポイントになりますが、その前にも黒田新総裁の発言や
コメントなど、日銀の動きには気を配っておきたいと思います。
まずは、"物価目標2%"と"外債購入"が
当分の話題になるかと思います。
"物価目標2%"に関しては、黒田新総裁は
「物価上昇2%の達成とデフレ脱却は必ず達成する」と
すでに強いメッセージを残しておりますが、
4月の金利政策会合で言葉だけでないところを
見せられるかどうがポイントです。
そして"外債購入"についても、
安倍首相・麻生財務相と同じく否定的な考えです。
これを受けて何度か円高に振れたことがありましたので、
この点にも注目したいところです。
あとは、追加の金融緩和ですが、
これは織り込み済みかと思いますので安倍首相が言う
「大胆な金融緩和」の"大胆"が、どこまで思い切って新鮮味ある
政策を次々と打ち出せるかがポイントです。
(サプライズ的なことはあるのか?など)
また、現在のところ「量的緩和の復活」なども
耳に入ってきております。
期待が高い分、「期待してたけど、そうでもないな〜…」
となると"アベノミクス"も腰折れしてきますので、
期待の部分で上昇してきたものが一気に失望に変わらないように
していただきたいと思います。
ある意味、安倍首相にとって正念場の時期に入ってきましたね。
正念場と言えば、「TPPへの参加表明」もそうです。
日銀総裁・副総裁人事が参議院で採決された15日に、
安倍首相はTPPへの正式な参加表明も行いました。
TPPへの参加表明が円安への追い風という
見方もありますが、私は多少疑問が残ります。
細かく見ていけばキリがないのですが、
この「TPPへの正式な参加」は米国と深い繋がりがあります。
近日中に配布を予定している【2013年の展望(仮)】レポートでも
触れていることなのですが、現在の相場は"ドル"が中心です。
(レポートは、植木良太のFX投資情報の会員様限定で公開します)
「円じゃないの?」と思われる方も多いかもしれません。
確かに昨年末から始まる円安の中心は"円"でしたが、
現在は完璧に"ドル"が中心です。
今の円安も日本発の材料が直接作用しているわけではなく、
「ドル高だからこそ円安になっている」という方が適当で、
これからの円安はドルが運命を握っている、と言って良いでしょう。
正直、日銀関連の材料など微々たるものです。
その証拠に日銀人事での反応が薄いです。
「ドル高になれば円安に動き、ドル安になれば円高になる」
ただ、これだけなのです。
※アベノミクスや日銀人事は円を下支えしている程度です。
ということで、現在の相場の中心は「ドル」です。
G20での円安容認など、米国が日本の味方に付いたのは、
日本をTPPに参加させるための布石に過ぎません。
日本の円安を維持するために、米国はNYダウで連日高値を更新させたり、
米重要指標で好結果を出してドル高を作り上げてきました。
(=ドル高で円安を作りあげていた)
これも全て、"日本をTPPに参加させるため"と考えられます。
安倍首相がTPP参加表明した後の米指標をいくつか見てみると…
3月NY連銀製造業景気指数(米)21:30
前回 → 10.04
結果 → 9.24
3月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値(米)22:55
前回 → 77.6
結果 → 71.8
どうでしょう?いずれも悪い結果です。
特に、3月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値は、
予想78.0が71.8ですから大幅な悪化です。
おそらく、日本がTPP参加を表明したので、
「よし!もう日本に媚びる必要はないね」と、
まるで米国が反撃の狼煙を切った風にも見えなくないのが、
私はタイミング的に不気味に感じています。
このように、今後米国が円安への協力?を
止めるのではないのかと、私には感じるのです。
(仮に止めなくても確実に緩めてくる)
まぁ、時間の経過と共に総合的にじっくり見極めようと思いますが、
このことを多少でも頭に入れておかれる方が良いかと思います。
先週の注目指標(結果)
●3/12(火)
1月鉱工業生産 [前月比](英)18:30
前回 → +1.1%
結果 → -1.2%
●3/13(水)
1月鉱工業生産・季調済 [前月比](ユーロ)19:00
前回 → +0.7% (修正 +0.9%)
結果 → -0.4%
2月小売売上高 [前月比](米)21:30
前回 → +0.1% (修正 +0.2%)
結果 → +1.1%
2月小売売上高 [前月比:除自動車](米)21:30
前回 → +0.2% (修正 +0.4%)
結果 → +1.0%
RBNZオフィシャル・キャッシュレート
前回 → 2.50%
結果 → 2.50%
●3/14(木)
2月新規雇用者(豪)9:30
前回 → +1.04万人 (修正 +1.31万人)
結果 → +7.15万人
2月失業率(豪)9:30
前回 → 5.4%
結果 → 5.4%
新規失業保険申請件数(米)21:30
前回 → 34.0万件 (修正 34.2万件)
結果 → 33.2万件
2月生産者物価指数 [前月比](米)21:30
前回 → +0.2%
結果 → +0.7%
2月生産者物価指数 [コア:前月比](米)21:30
前回 → +0.2%
結果 → +0.2%
2月生産者物価指数 [前年比](米)21:30
前回 → +1.4%
結果 → +1.7%
2月生産者物価指数 [コア:前年比](米)21:30
前回 → +1.8%
結果 → +1.7%
●3/15(金)
3月NY連銀製造業景気指数(米)21:30
前回 → 10.04
結果 → 9.24
2月消費者物価指数 [前月比](米)21:30
前回 → 0.0%
結果 → +0.7%
2月消費者物価指数 [コア:前月比](米)21:30
前回 → +0.3%
結果 → +0.2%
2月消費者物価指数 [前年比](米)21:30
前回 → +1.6%
結果 → +2.0%
2月消費者物価指数 [コア:前年比](米)21:30
前回 → +1.9%
結果 → +2.0%
1月対米証券投資 [ネット長期フロー](米)22:00
前回 → +252億USD
結果 → +257億USD
1月対米証券投資 [ネットフロー合計](米)22:00
前回 → +642億USD (修正 +222億USD)
結果 → +1109億USD
2月鉱工業生産 [前月比](米)22:15
前回 → -0.1%
結果 → +0.7%
3月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値(米)22:55
前回 → 77.6
結果 → 71.8

0 件のコメント:

コメントを投稿

ブログ アーカイブ