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2013年3月18日月曜日

ドル、94円台半ば=再び売り優勢、キプロス懸念尾を引く〔東京外為〕(18日正午)

18日午前の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、序盤は早朝のキプロス問題をめぐって急落した後の買い戻しもみられたが、正午にかけては再び売りが優勢となり、94円台半ばに押し戻された。
正午現在は94円65~67銭と前週末(午後5時、96円03~05銭)比1円38銭のドル安・円高で推移している。
早朝のオセアニア市場では、キプロスの預金課税問題をめぐる懸念からドルが急落。
仲値にかけて「本邦実需筋のドル買いも強い」(大手邦銀)ことから95円台回復を試す動きとなったが、仲値後は株安などを眺めて再び売り優勢となった。
日銀の緩和拡大観測から中長期的なドル高・円安基調は崩れないとの見方は根強く、「下値は買いたいという市場参加者も多い」(外為どっとコム総合研究所の神田卓也調査部長)一方で、イタリアの政局不安定化に続くキプロスの銀行預金の一部封鎖でこれまでのリスク選好ムードが後退すれば、「売っていた円を買い戻す動きが強まる」(前出の大手邦銀)とみる向きもある。
こうした中、市場では東京時間の午後以降に参入する「欧州勢の反応を見たい」(証券会社)との声が聞かれた。
ユーロも対円、対ドルで急落。
東京時間に入ってからのユーロ・ドルは、「キプロス議会が一転して預金への課税を容認した場合、買い戻しもすさまじいものになる」(前出・神田氏)と警戒され、小動きとなっている。
正午現在は1ユーロ=122円13~16銭(前週末午後5時、125円16~18銭)、対ドルで1.2901~2906ドル(同1.3031~3034ドル)。

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