【編集部から】
週末に電子版マネーのセミナーで講演するため、京都を訪れました。終了後、参加 された方々とお話しする機会もありましたが、皆さんの関心事はほぼ、一点に集約さ れているようでした。それは「この株高、いつまで続くの、どこまで上がるの?」で す。 私の見立ては「ある条件を満たせば、息の長い上げ相場になる」というもの。その 条件とはアベノミクスの3本の矢が、すべて実現することです。1本目の大胆な金融 緩和は、日銀新総裁候補の黒田東彦氏が力強く、実現を約束しました。2本目の財政 出動は、補正予算が参院でまさかの可決、安倍首相にんまりでした。そして3本目の 成長戦略ですが、環太平洋経済連携協定(TPP)交渉参加や企業の相次ぐ賃上げな ど、少しずつではありますが、前進しています。 このあたりを外国人投資家が評価し、いわゆる足の長い資金が新規に入ってくれば 、日経平均はリーマン・ショック前の水準である1万2000円回復程度でとどまるとは 思えません。米国の金融緩和も実施から2、3年かけて成果を実感しています。日本 の金融緩和はこれからです。3本の矢がそろい踏みしたあかつきの、私が期待するベ ストシナリオは、上げ相場が2―3年続き、日経平均は1万7000円から2万円あたり まで回復するというもの。いずれにしても、久々に明るい春になりそうでなによりで す。 (マーケット編集長 鈴木亮) 【注目の新着記事】
◆日本復活へのシグナル、途中で消すな(マーケット反射鏡) http://mx.nikkei.com/?4_76433_4570_1 ◆NY株、5年5カ月ぶり最高値 終値で更新(米国株概況) http://mx.nikkei.com/?4_76433_4570_2 ◆全日空、787不在を救うか「MCC」(記者の目) http://mx.nikkei.com/?4_76433_4570_3 【お薦めコラム】
◆「震災前回復」銘柄、1年で倍増 日野など復興関連上昇目立つ(株式FOCUS) http://mx.nikkei.com/?4_76433_4570_4 ◆円安は海外M&Aの逆風にあらず(スクランブル) http://mx.nikkei.com/?4_76433_4570_5 ◆もし震災があれば払底が必至の重要な商品(コモディティーview) http://mx.nikkei.com/?4_76433_4570_6 ◆オリンパス、ミラーレスより「カメラレス」の覚悟(記者の目) http://mx.nikkei.com/?4_76433_4570_7 ◆東電、再値上げが本丸の「夏の陣」(記者の目) http://mx.nikkei.com/?4_76433_4570_8 【日経e新書(電子書籍)】
◆『よみがえる日本株 日経平均2万円への道』はこちらから http://mx.nikkei.com/?4_76433_4570_9 ◆『円安時代がやってきた 5年ぶりトレンド大転換の真相』はこちらから http://mx.nikkei.com/?4_76433_4570_10
0 件のコメント:
コメントを投稿